今回の宿は駅から逆方向に山を登った「よ○ぎの湯」という日帰り温泉宿。全体的に古びていて味わい深い。何よりいつも駅前のごみごみした中での車運転だったので、ラッシュに遭わずに移動できるのは精神衛生上いい。俺とマネのK帆・M衣が会場前の準備で先に出かける。朝ご飯を先にいただこうと、席につくが、ご飯とみそ汁しかない。後で納豆が出てきたのでこれがおかずかと思って掻き込むと、後からアジの開きが、生卵が出てきた。残り少ないご飯と一緒に食べ終え、さあ出ようとするとデザートのヨーグルト。いちいち出ばなをくじかれる。

 

二人を乗せ会場に着き、役員口から入場。発行場所の設営を終えると次々と顧問が許可証を求めてやって来る。これは一人ではとても無理だ、気の合う部員が補助役員で助かったと一緒に作業していると、遅れて同じ係のH名高副顧問先生が到着。氏は昨日もそうだったが、大変気安く生徒と話し合い、あっという間に打ち解けてしまうことに感心していた。しかし今日は領収証が切れてしまってドタバタの切迫感の中、M衣が「面倒だなあ~」とぼやいていたのを突然「ぶつぶつ言わないでしっかりやれ!」と突然ブチ切れびっくりさせられる。その後の空気の重いこと。

 

俺も授業などで年度当初にやさしく振る舞い、生徒の節操のなさに途中から厳しくなるというのはままあったが、さっきまでの態度がここまで豹変するというのは、叱られた生徒にしてみたらちょっとしたトラウマものかも。幸いというか、その先生出来上がった領収証を届けにスタンドを廻ってくれ、しばらく戻ってこない間に係を交代させられた。悪い人ではないんだと思う。もう今年で定年というし、いろんな意味でやりたいように振る舞っているのだろうなあ。

 

レースは初っ端の男女400フリーリレーのみ。今回も女子は予選を数秒上回るタイムを出すことができたが、男子は全体的に重い。ギリギリの繰り上げ出場での県大会なので、もう力は使い果たしてしまったというところか。今日は全員いっぺんに運んでもらって宿へ。晩飯はカレーと唐揚げ。晩尺呑み会のことを考え、お替りは自重。

 

そういえば今日はA子が昼から実家方面の伴奏~東京の同窓会と夜まで不在で、子どもたちだけで過ごしているんだった。Yのマモリーノにメールすると「大丈夫だよ~」と呑気な絵文字付き返信。きっとIはいろいろ愚図って困らせているだろうに、余計な心配はさせまいとYが普通以上にリラックスムードを演出している(ように感じる)。夕食は最寄り駅まで歩いて持ち帰り弁当を買ったらしい。逞しくなったものだ。