朝ゆっくり起きて洗濯物干し。カレーの残りで朝食の後、Iはミニバス練習へ、YとWはテレビ録画ドラマを見ている。お袋入院の発端となった転倒時のMRI写真をS山整形外科に持っていったA子、俺はお袋が退院してからでいいんじゃないかと言ったが「行って良かった~」と戻ってきた。何と骨折しているという。俺たちは誰から「折れてないよ」と聞かされたのか、今となっては思い出せない。


骨折しているのでは立ち上がりや歩行のリハビリも上手くいかなくて当然だ。すぐに病院に電話をし、週末はリハビリ治療がないことを確認したうえで当直医と相談するために出向く。T竜病院は今は整形外科部門がないため、今行っている糖尿と低ナトリウムの治療が終わったら退院せねばならない。担当医に医大か日赤の病院への紹介状を書いてもらえるか、またそちらに受け入れ態勢があるか、来週に確認することに。また今の入院状態のままで一度お袋をS山外科へ連れて行かねばならない。ずいぶん手がかかりそうだ。


お袋は寝たまま無表情で俺を見上げて無言。A子には「迷惑かけちゃうね」とか笑顔を見せたりとか親しみを見せているのに、俺の内心が読めるのだろうか、俺に対しては非常に冷めた態度だ。正直、俺も「厄介だなあ」という気持ちが言動に現れるのを隠せない。明日は姉貴一家が見舞いに来るというが、それにも付き合わねばならないのだろうか。

帰って母子はS鳴湖近くのギャラリーへ個展を見に行った。以前S岡まで見に行った同じ画家の展示会があるらしい。俺は一人スマホ動画などで気ままに過ごす。買い物、洗濯物たたみなども。夕食準備にかかったところでA子帰宅、第一声が「みかんをY下さんに貰ったこと、なんですぐに伝えてくれないの?」今そこで会ったのにお礼言えなかったじゃない」と、思いっきりしかめっ面で非難されてしまう。そういえばA子不在時に来たんだっけ。そんなに大失敗をしたのかな俺。


何だか仕事でも家庭でも劣等感を感じ、すべて投げ出したくなる。特にお袋の世話をし出してから、A子の態度が一段と尊大になったように感じる。病院への電話も横で「イライラしてもしょうがないでしょ」とダメ出ししてくるし。夕食は唐揚げと菜花の炊き込みご飯、もやしとニラのナムル風。子どもたちだけは俺に敬意を表してくれ、ご飯を美味しいといってくれる。それだけあれば十分か。