やっと木曜日、あと二日だ。指折り数えて週末を待っている。すぐに過ぎてしまうのに…。

授業の合間に取り立ててやることなく読書。「何か忘れてないか、後になって大変にならないか」と頭の中で警告音が鳴るのだが、思いつかないのだから仕方ない。荻原規子の「あまねく神竜住まう国」。舞台が伊豆なので、どこか懐かしく読める。神人の嘉丙のキャラクターもいい。しかし荻原規子を知っていなければ決して手に取らないタイトル・装丁だなあ。

のんびり読書しているといつの間にか脇に3組のY口が立っている。授業中ガムを噛んでいてK藤先生に叱られ教室から出されたらしい。しきりに済まながっているのでしっかり謝らせて教室に入れてもらおうと、奴を伴って3組に行くと、K藤先生が廊下に出て来たところでY口の態度が急変、睨みつけるような対決モードに入ってしまう。これでは先生も許せるはずがなく、自習道具を持たせて退散する。

小会議室で話を聞くと、自分が悪いと思ってはいるのだがK藤先生に対する普段の不満が顔に出てしまうののこと。まあ自分に正直な10代らしいわな。それでもきちんと謝るのが筋だと諭して、今後は同じ過ちをしないことを誓わせる。思えば俺も生徒の問題行動を見かけたら問答無用に頭ごなしに𠮟りつけて、生徒の自主的な反省を引き出せずに幕を引いていたなあ。

放課後も日報を配り終えたらとっとと帰る。あとになって忙しくなったら、その時はその時だ。夕食は焼きサバと味噌こんにゃく、鶏牛蒡の炊き込みご飯。大人だけスンドゥプ、子どもだけポテサラ。母子は麦茶の日だが、俺は昨日我慢したので発泡酒~日本酒と行かせてもらう。Yが「1本だけだよ」と釘を刺しているのに、目を盗んで半分だけお替り…そのうち注意してくれなくなるのが怖い。