このところ家周辺に猿の出没する頻度が高まっている。昨日など15匹くらいが塀やカーポートの上に陣取って、IやA子と目を合わせても全く動じないらしい。今のところ実害はないが、糞などをその辺にまき散らされたり、子どもたちが一人でいる時に危険な目にあったりしないか心配はある。まあ直ちに駆除したいわけでもなく、今のニアミスを楽しむレベルが続けば喜ばしいのだが。

今日も洗濯物はまるきり任せて、昨夜のおでんの残りとご飯で朝食、出勤。今朝は副担任の交通指導。終わって職員室に戻り、背広に着替えてH田の校長訓戒。終わって授業に駆けつけるが15分ほど遅れてしまった。このところずっと暇で空き時間に読書をしていたくらいなのに、用事がある時はこのようにどっと立て込むものだ。

授業の合間にH田と面談。学年の意向として、訓戒後も今日一日別室で内省させるということになったのだ。しかし彼女は全くポジティブで、「いろんな先生の話を聞けて楽しいです」と屈託がない。バイト時の印象を訪ねても「威張ったおじさんや無茶を言うお客さんも多くいましたが、そういう人に接して問題を乗り越えていくこと自体が、とっても楽しかったです」と、そこいらのへたれた社会人に聞かせたいほどしっかりしたことを言う。なんだかしっかり反省させると言っている俺たちが指導の形式にこだわって、ずっと精神的に大人な彼女に踊らされてる気持ちになる。

放課後、F原さんは何とかクラス分けの原案を作ってくれたようでホッとする。とりあえず来週の会議にかけることはできそうだ。急いで部活に合流する。今日は久々にトビオ。18時を越えたころにH商の面々が登場、これから練習するのか。俺たちは平日16時半からが取れなかったら即諦めるのに、これから20時過ぎまで付き合うのはさすがN村先生だ。

練習を終え帰宅。夕食はセンター旭の刺身とポークビーンズ、野菜サラダ。いつも発泡酒で十分と思っているが、たまに本物のビール(正月にT部井さんからもらった黒ラベル)を飲むと沁みるように旨い。刺身はIも積極的に食べるようになっており、ずいぶんあると思っていた分量があっという間になくなってしまい、寂しくつまの大根や紫蘇葉をつまむ。しかし子供たちの食欲が旺盛なのは喜ばしいことだ。テレビは先週のサタデープラスを見ているうちに眠くなる。