おでんの残りで朝食。洗濯物干しからコーヒー用意まで全部A子にやってもらっているので、どうしても態度が卑屈になってしまう。しかし楽に慣れると、このまま相手依存の朝習慣が定着しそうだ。まあ休みの日はその分俺が引き受けるつもりだが。

無断バイトを認めたH田を朝から別室に移して、指導内容が決まるまで待機させる。自習させるため教室のロッカーや机から大量に置きっぱなしにしてある教科書類を運ぶ。一般生徒と隔離するため俺が運ぶが、何だか普通の生徒より手厚くサービスしてやっている気がしてならない。

生徒課会議に出席、本来は教頭訓戒止まりのところをひとランク上げて校長訓戒、さらに学年指導として明日一日も別室で内省させると決まる。おまけに担任F原さんの意向で、今後2年の間は毎日スマホを担任に預けさせ、毎週頭に服装チェックを受けるとのオプションまで付く。あまり厳しいのも逆効果なのではとも思うが、こちらもクラス編成をF原さんに任せっきりで頭が上がらないので仕方ない。

ていうか、もともと俺には明確な「こうすべきだ」という指導理念がないのがいけない。何となく全体が納得する調和を最優先している。でもそれはそれで俺の主任としての個性かも。放課後、母親に引き渡す際も玄関で立ち話で済まそうとしたらF原さんから「ここでは何だから…」とたしなめられ、応接室へ移動させられた。威厳も何もないね。

まだクラス編成に奮戦しているF原さんをしり目に帰宅。俺が残っていてもやることはないようだ。夕食は豆腐ハンバーグと焼きナス、アボカドとモヤシのサラダ。食前の発泡酒だけで止めようと思ったが納まらず、ワインを空けてしまう。Yに睨まれるが、その後「でもYはパパが明るく機嫌いい方がいいな」と言ってくれるのが泣かせる。体重はなかなか減らず、昼を抜いたにもかかわらず食前で64.7圈昨日より増えているのはどういうわけだ。