洗濯物干しをA子に任せてしまうと、後ろめたいが朝はのんびりできる。年末に大量に出た不燃ごみをまとめて出して出勤。今日は天気がよさそうだ。

授業は相変わらず工夫のないルーティン化された内容の繰り返し。この時期主任としては新クラス編成に忙しいからという理由で授業の手抜きも許されるのだろうが、実際はF原さんに任せっぱなしなので空き時間も暇なのだ。クラス編成の資料は今やF原さんの手で膨大な関数が組まれており、うかつに手が出せなくなっている。

放課後、教務課会議を終えて職員室に戻ると、H田への取り調べを続けていた生徒課の面々が「白状しましたよ」と伝えてくれる。昨日あれだけ否定していたのに…。「見間違いではないか」と主張した俺はやっぱり甘かったということだ。「まあ、そういう見方も必要ですけどね」と生徒課長が慰めてくれるのが却ってつらい。

保護者を呼んで、バイトをやめて学業に専念すると決心出来たら改めて指導に入れることを伝える。母親はあっけらかんとして「すみません~全然知らなくて」とのたまうが、娘が1年以上にわたって放課後から21時過ぎまでバイトをしていたのを全く知らなかったはずはないだろう。

生徒を引き渡し、まだ「しぶとかったなあ~」等話題にふける生徒課の面々を残して帰宅。俺は長い教員人生を通じて、決して彼らのように「落とす」ことなんてできないのだろう。別に劣等感を感じるわけでもない。他の面で必要とされていることもまた事実なのだ。

今日はYの迎えができなかった。Y・A子とほぼ一緒に家について、夕食はおでん。日本酒をちびちびいただく。Iがミニバスから戻る頃にはすっかり眠くなっている。