昨夜A子に「明日は5時半に起こして」と頼まれ、「遅くとも5時には起きているからいいよ」と余裕で答えたものの、今朝布団で目覚めると5時50分。A子がどたばたと起きてきて逆に俺を起こしてくれる始末。やっちまった、どうやら昨夜ワインを飲み過ぎたせいか。A子、Yのラジオ英語を録音できなかったと恨み節。悪かったよ…。おまけに急いで作ってくれたコーヒー水筒を忘れて出勤する始末。踏んだり蹴ったりだ。

職場には通常時間に到着することができた。今は授業の合間には日報作りしかすることがない。最大の懸案だったクラス編成をF原さんにゆだねてしまったからだが、彼も一人で原案を作るのは大変だろう。さりとて彼が手を付け始めてしまったフォーマットに俺が途中から介入するのも難しい。せめて叩き台なりを受けて引き継ぐという形で協力することができればよいのだが。そんなこんなを思いつつ、やることがないので読書。荻原規子の「風神秘抄」。「空色勾玉」以降、すっかり彼女の世界に魅せられている。ファンタジーが苦手な俺も彼女だけは別だ。

課題テストの追試日程も、1年と合同でやると決めてからは若い講師のK村さんが中心となって取りまとめてくれており、俺の出る幕がない。保健室登校で欠課が累積し、授業補充の日程を組まねばならない生徒の対応も、担任のK田さんが「大丈夫ですよ~」と一手に引き受けて行っている。修学旅行の時は俺ばかり準備に追われていると不満を抱えていたものだが、仕事が回ってこないのも不安を駆り立てられるものだ。頼りにならない主任と思われているのかもしれないが、これはこれで良いか。

今日も18時台に帰宅。A子がIを連れてデンタルクリニックへ行くというので、夕食作りを引き継ぐ。鶏牛蒡の炊き込みご飯はできており、後はもやしサラダとワンタンスープを作り、刺身を並べるだけ。準備が完了したころに母子戻り、揃って夕食。今晩は発泡酒1缶にとどめておく。明日は午後から年休を取ってあるし、気分は週末だ。