7時前に起きて朝の諸準備を始めるが、母子はいつにも増して寝続けており、一向に起きてくる気配がない。天気は快晴、風もなく穏やかな一日となりそう。毎年元日はこのように気持ちの良い日本晴れになるのを実感する。「神国日本」などという言葉が頭に浮かぶが、なにこの辺りだけのことかもしれない。母子は9時過ぎになってようやく起きてきた。お雑煮と蒲鉾・伊達巻・数の子をお皿に並べた簡略おせちで朝食。

新年のあいさつを兼ねて今年の抱負。俺は「健康を維持し、仕事に責任をもって取り組む」。去年より抽象的かな。A子は「PTAの副会長の責任を果たす。何事も計画的に取り組む」、Yは「受験勉強を頑張る。B南高合格を目指す」、Wは「勉強を頑張る。中学に入って学年で10位以内を目指す」、Iは「ピアノとミニバスの両方を頑張る」。皆前向きで具体的だ。

母子が年賀状の返事を書いている間、俺はスマホ動画などだらだらして過ごす。去年まるっきり出さなかったこともあり、俺宛ての賀状は数が少なく、殆どが俺から出した相手ばかり。1枚だけ新規に書いて母子の山に加える。14時近くなってやっと年始回りの準備が整い、徒歩で近所へ、車でいつもの三軒へ。朝が遅かったのでさすがに昼食はパス。

K杉先生宅は本人が不在、娘のさくらさんが対応してくれた。F田先生宅は庭先でお孫さんたちが遊んでおり賑やかな様子。ご本人は年末の神社境内掃除で足をくじいてしまったようでギプス&松葉づえ姿。でも相変わらずの饒舌ぶりで安心した。M遠先生宅は相変わらず大喜びで迎えてくれる。向かいの娘さん一家が九州旅行に出かけているとかで、F田さん宅とは逆で普段近くにいるお子さん一家はそれぞれ不在で寂しい正月だった様子。娘さん一家から預かった猫アズキも迎えてくれた。

30分ほど歓談して退去。今日は何も買い物しないと決めていたのでそのまま帰宅。今後正月一日だけは極力買い物をせずに過ごしたいものだ。夕食は買い置きの豚角煮を使った角煮丼、茹でソーセージ、冷奴。核には好評だったが彩で添えた水菜がIには硬すぎたようだ。テレビはA子に見せたいと言っていた「8時だJ同窓会」。これで俺は3度目だ。

テレビの後、皆でマーブルチョコをかけたポーカー大会。そこそこ勝ったと思ったが、後で数えると俺が一番少なかった。毎回賭けていた俺に対し、子どもたちはチョコが減っるのを恐れて半分も勝負に出ない。その差が表れた感じ。ポーカーで勝つコツは、いかに勝負を降りるかだと分かる。毎年判で押したような元日だが、幸せに新年を迎えられたありがたさをしみじみ感じる。