朝が一番活動的だ。朝食は昨日の残りの大根煮に目玉焼き。揃って朝食をとり、Yは一足先に公民館へ。中学生は炊き出しの仕事があるのだ。我々は9時のサイレンに合わせて一次避難~歩いて集合場所へ。今日は地区の防災訓練だ。俺は今年は情報係と聞いて何をやるのかと思ったらバケツリレー。情報係としての本来の仕事は説明がないまま。こんなんでいいのかね。

同じ班の男連中は殆ど出席しておらず、俺は話し相手もいなくて訓練が終わっても手持無沙汰のまま。もうここへ越してきて11年になろうというのに、相変わらず地域に溶け込めない。A子はPTA役員を精力的にこなしているだけあって、常にいろんな人と話し込んでいる。そうこうしているうちに解散の合図があり、お喋りの続くA子待ち。何となくご主人の帰宅を待つ飼い犬のようでみじめな気持ち。

自治会長と話し込んでいるA子に断って俺だけ先に帰る。しかし家ではお袋がプールに行ってしまって鍵がかかっている。結局玄関のベンチに座ってA子の帰りを待つ羽目に。まあ普段から外での活動が主なのだから仕方ない。やっと戻ってひどく謝るA子、しかし遅れて済まないというより「あなたが怒っているだろうなと思って」と、こちらの劣等感を刺激する物言いが余計腹立たしい。しかし怒らない、怒ったら一層みじめだ。

帰っても趣味もない俺は結局早々に買い物に行き、夕方前から夕食準備。鶏唐揚げ、ポテトフライ、もやしと葱の卵炒め。もう少しオフを充実させる努力をした方がいいのかな。何となくぬれ落ち葉的老後を感じさせる一日だった。これだけ母子のために働いて、A子の厄介になっているなんて気は全くないのに。まず予定なくゴロゴロしているのが好きな自分を認めることが大事だな。西郷どんもあと2回だ。