激しい雨風に交じって、「ゴツン、ゴツン」という何かが窓にぶつかる音。A子が起き出してきて「ベランダに物干し台が出しっぱなしだった。今から取り入れよう」という。子どもたちもI以外は眠れず怖がっている模様。俺の寝ているスペースの布団をどけて新聞紙を敷き、A子が合羽を着て気合と共にベランダへ。窓を開けた途端に大量に降り込む雨。急いで物干し台を引っ張り上げ、室内で周囲を拭く。あと少しで台風が通り過ぎると分かってはいるのだが、子どもたちが怯えて眠れないのでは仕方ない。
その後俺はYのベッドで就寝。いくらも経たないうちに風はおさまっていったようだ。朝起きると既に暴風警報は解除され、天気も良い。しかし庭木の枝はずいぶん折れ、向かいのS藤さんの板塀は壊れてしまったようだ。夜中に停電していたものの朝6時に復旧、A子はお弁当作りに精を出す。朝食は昨日の鍋の残りで雑煮。出勤しようとしたら近所のT部井さんが来て「ゴミ集積所が土台から動いてしまったので力を貸してほしい」と頼まれる。しかし集まった数人では鉄製の集積籠を動かせず断念、今週末の草刈り時に皆で直すことに。
車を走らせて、殆どの信号が止まっていることに驚く。俺の通勤経路は殆ど主要幹線なので流れに乗って優先的に走れるが、横断しようとする車は長い列となっている。危ないことおびただしい。むしろいつもよりスムーズに学校に来れたな…と思っていたら、残り2km足らずの用水路橋手前で大渋滞にはまる。1時間以上かかり、結局会議の開始時間に間に遭わず、8:45に到着。しかし授業は始まっておらず、各クラスとも10人前後の出席率だという。10時にもう一度会議を開き、今日は2限までやったことにして休校、来れなかった生徒も出停扱いとすると決定。
生徒は喜んで帰っていくが、学校全体が停電しているのでパソコンも印刷機も使えず俺たちも仕事のしようがない。部員のM葉に頼まれていた次の模試の現社の過去問の、模範解答づくりに取り組む。他にもやることがたくさんあるのに…。しかし専門外の模範解答作りはかなり骨が折れ、時間がかかった。Wさんにお願いしようとしたが彼は放課と決まってすぐに年休申請をして帰ったようだ。俺も残り1時間を年休として早く帰宅。途中アピタで千円カットを済ませる。
我が家は電気が通じて通常の生活を取り戻せているが、まだ市内の多くは停電でコンビニも開いていないというから大変だ。それより明日まだ学校が停電していたら、修学旅行のしおりが作れず全体説明会を遅らせねばならない。テスト問題は間に合うだろうか、等々不安は尽きない。台風の威力をまざまざと見せつけられた日であった。夕食はアジの干物と味噌こんにゃく、冷奴、昨日の餃子の残り。