昨日の餃子は美味しかったが、A子が張り切り過ぎたのか具が大量に余ってしまった。生のひき肉とみじんキャベツ・ニラ・大蒜の混ぜたものなので、長持ちはしない。何とか今日中に食べられるようにしないと…。俺が食べるだけならまた皮を買って餃子を作るのだが、昨日A子が作ってくれた後ですぐに俺が作るのも何だか比較するみたいで気が引ける。何か別のメニューを考えることにしよう。幸い今日も午前勤務だけで午後は年休の予定だし。


それにしても朝起きてベランダに洗濯物を干した時、はっきりと空気が変わったことを感じた。ああもう夏は終わるのだなあと、乾いた涼しい空気。日中はこれからも暑くなるだろうが、今までのように練習時間を極端に早めなくても大丈夫そうだ。明後日から温水プール練習でもあるし、その後の学校プールでの練習はWさんと相談して1時間遅れの8:30開始とする。練習を見ている途中、生徒課長のS木さんがやってくる。苦い顔をしているところを見ると、何か生徒指導があったか。


職員室に戻って話を聞くと、匿名のハガキでの無題バイト密告だという。すぐに該当生徒の家に電話して昼過ぎに登校するように言うと、何も理由を聞かずに「分かりました」と答えるあたり、何で呼ばれたのか身に覚えがあるのだろう。やれやれ、調書を取って保護者に引き取ってもらうまでどれだけ時間がかかることやら。午後の年休は今さら取り消せないし、今日は半日ただ働きだ。部活が終わり、問題の女子生徒が来るまで始業式時のテスト問題印刷など特に今やる必要のない仕事で時間をつぶす。

元来真面目な生徒と見え、予定時間より早めに来て神妙にしている。バイトの事実もすぐに認め、経緯もすらすら話す。こりゃ簡単に終わるかなと思ったら、聞き取りがH之課長に代わって「他にこのことを知っている生徒は?」と聞いたら頑なにだんまりとなる。別に無断バイトの仲間を聞いたわけではなかったのだが、この沈黙が逆にそういうことをしている仲間がいることを示唆してしまい、H之氏も引くに引けなくなってしまう。一転長時間の粘り合いとなったがポロポロ涙を流しながらも結局口を割らず、この場ではあきらめることに。俺から「この後で無断バイトの事実が明らかになったら、さらに厳しい指導に入れざるを得ないので、君の口から仲間に絶対やめるよう言っておくように」と申し伝えるに留める。

では保護者を読んで…と思ったら、今日の登校が父親の送りで行っており、近くでずっと待機しているという。そりゃ悪いことをした。すぐに呼んで教頭訓戒。思いがけず保護者指導・引き渡しも短時間で済んだ。担任のF原さんには事後連絡になってしまうが仕方ない。反省文の用紙を渡して応接室から送り出すとき、それまで神妙に泣き顔を見せていた件の女子生徒がつと顔を上げて、冷徹な顔つきになって「今回のバイトのことは学校はどうやって知ったんですか」と聞いてくる。特に隠す必要もないだろうと「そういう情報が匿名で寄せられたんだよ」と伝えると何やら考え込んだ表情になって「…分かりました」と去っていった。さっきまでの心から反省した態度は何だったんだ。

買い物をして帰るともう17時。A子は夕方まで伴奏の仕事があるので俺が今日の祭り(子ども会主催の前夜祭)に子供たちを連れていくことになっていたが、俺をねぎらって彼女が引率してくれることに。ありがたい、地区の祭りは話し相手もおらず行っても暇を持て余してしまうのが辛いところだ。そう言っていつまでも関わらない態度でいては、この先ずっと苦労することになると頭では分かっているのだが…。その代わり、母子が帰ってきてすぐに夕食にできるよう責任もって準備。

今晩は、冷やし中華の麺と餃子の餡を使ってエスニック風混ぜそば。餃子の餡を炒めて味噌・オイスターソースで味付け、茹でて冷やした麺の上に盛ってさらに茹でモヤシと水菜を散らし、最後に温泉卵をトッピング。温玉が固まりすぎたのが残念。子どもたちが子供会出店のフライドポテトやらアイスやらで腹をいっぱいにして帰り、A子以外は盛大に残してしまったのがもっと残念。アイディアとしてはけっこういい内容だと思ったんだけどなあ。