暑い日差しが続くが、朝の洗濯物干しは気持ちいい。6時過ぎに家を出て近所の自転車屋前にYの自転車を降ろしておき、後輪のパンク修理を後でA子が頼むことに。更に途中でカモメの朝ラー。京都ブラックという奴を頼むが、出汁感はいまいち。麻婆豆腐を好きなだけ乗せられるライスバイキングの方がずっと魅力だが、ダイエットで胃が小さくなっているためか1杯で十分。

いったん帰って洗濯物を取り込み、この強烈な日差しがもったいなくて布団を干す。これから野球応援で、A子もIのすいすいに付き合った後で実家に帰って昼寝をしたいというからどちらも帰宅は夕方になってしまうが、この天候なら大丈夫だろう。ズボンをスラックスに履き替え、電車に向かう。家から駅、駅から野球場までの合計30分を徒歩で向かうのは、この日差しの中では辛い。分かっていたことだが、集合時間に着いてもそれから試合開始まで延々待たされるのが常だ。同じ2年部の新任若手S山S織さん(美人)と話が弾んで退屈はしなかったが。

試合が始まるとそれなりに熱が入るが、凡ミスやチャンスでの凡打が続き、どうにもフラストレーションが溜まる展開。最後にはこちらが力尽き点差が広がっての敗戦と相成ったが、途中まではどっちもどっち、それも手に汗握る好勝負というより決定力不足を競い合うかのような展開で、汗だくで応援している応援団や有志の生徒が気の毒になる。全校生徒に応援を強要するのならもっと練習して来いよと、理不尽な言いがかりをつけたくなる。

熱射病で倒れる生徒が出ないのは幸いだった。エール交換を見届けて、そそくさと球場を後にする。へとへとになって帰ると母子も帰着したばかりの様子。「Yの自転車はどうなった?」と聞くと返事がない。シャワーを浴びてもう一度問うと、怖い顔でA子が下りてきて「どうなった?って、どうして人ごとなの」と訳の分からないことを言い出す。忙しくて自転車屋に問いかける暇もなかったらしいのだが、俺がA子にまる投げ状態の態度でいるのが気に入らないようだ。これだけ部活や応援で汗みどろになって働いているのに、ゆっくり昼寝までして帰ってきた人のもつ感情じゃないと思うのだが。

険しい表情で「二人の子なんだからあなたがもっと関心を持ってくれても」と、いかにも普段から家庭を顧みない父親に言うような定番のセリフを吐くと思ったら、「だいたいあなたはいつも不満気で、怒ったような態度をとるから話しかけづらくて…」と今度は涙ぐみ始めた。確かにこのところ学校での仕事が立て込んでいて、疲れた不機嫌な顔でいることが多かったかもしれない。じゃあ、ここ数日のA子の不機嫌はと思っていたのは、俺の方が原因だったのか。

泣くA子をなだめて、まだ夕食準備もしていないというので一緒に買い物に行くことに。シャワーを浴びてさっぱりしたところで缶ビールを開けたいところだったのだが、それどころじゃない夫婦の非常事態だ。車中でお互い不機嫌な感情を顔に出していたことを認め、融和ムードとすることができた。でも俺の心底には「ピアノやスイミングに付き添って忙しいと言っても、俺には何のメリットもないんだけどな」というわだかまりがどうしても残ってしまう。けどここは大人になって俺の方が引くことで平和を保とう。

夕食はピザ、足りないと思って買ったハムカツ・メンチカツの類が大量に残ってしまった。缶ビール・缶酎ハイを1本ずつ空け、後は焼酎の水割りで過ごす。渋谷すばるが関ジャニメンバーとして過ごす最後の番組をはしごして見て、一緒にしんみりする。