やっと週末にたどり着いた。どうしてこう仕事が嫌いなのか、自分でも理解に苦しむ。きっと責任を強く感じ過ぎているのだろう。授業も学年のことも、もっと適当でいいのに、周囲の評価を恐れて過剰に反応してしまい、結果神経をくたびれさせている。そんな感じだ。今日も天気はあまりよくない。昨日体育の(そして俺と担副を組んでいる)S本さんからプールの塩素濃度がいつも低すぎるという旨の相談めいた忠告をされたが、この天気なら十分濃度は保てるだろう。
プール管理ひとつとっても他人から何か苦情めいたことを言われることにひどく怯えている.相手はペアを組んでいる担任とはいえ教員なりたての20台小娘なのに。いやその「小娘」に尊敬してもらえず、遠慮なく言いたいことを言われてしまう自分の貫禄のなさに嫌気がさすのだ。と言って俺からは決して指導めいたことをするのでもなく、愛想よくはいはいと下手に振る舞っているくせに。
職員室の仕事を終え、プールに向かうと、マネからやはり塩素濃度が高すぎる旨を聞かされる。改めて体育館に出向き、S本さんと話をするが、向こうも一向に譲る気はなく「でも日中計ると殆どゼロなんです」と昨日の主張を繰り返し、話は平行線だ。俺としては「あまり塩素錠剤を入れすぎて、プールに慣れていない一般生徒がアトピーその他肌のトラブルを引き起こさないように」という親切心からの忠告のつもりだったのだが、「私たち体育教員にいちいち錠剤を入れさせないで、滅菌機タンクのメモリを上げてほしい、いや我々体育科で自由に設定を変えられるようにしてほしい」という趣旨を婉曲に、しかしきっぱりと告げられる。
そもそも塩素濃度が高い・低いの認識が違っているので話がかみ合わない。俺はプール管理を自分の縄張りのように一人占めしたいなんて全然思っていない。むしろ体育科でやってくれたらそれに越したことはない。しかし体育科の誰一人も俺にその手順を聞きに来たためしはないし、だいいち水泳授業がいつから始まるのかさえ聞かされていないのだ。まあとにかく俺が塩素濃度を気にしていることだけは伝わっただろう。
練習を終えて帰宅、母子が持ち帰りずしを買って帰るというので、豚汁と焼きシシャモを作って待つ。先週までピアノのコンクールなどで忙しく、見ていない関ジャニ関連の番組がかなり溜まっている。何周も前のサタデープラスや関ジャムを見ながら夕食。家での団らんはしみじみリラックスできるよ。