今日は入学式。天気は朝から今にも降り出しそうな重い空。洗濯物を干す判断をA子に任せ、残り物の朝食をいただいて早めに出勤。2年部は受付の仕事を任されているのだ。昨日遅くまで待ってようやくそろった配布資料を各クラス別の受付机に並べていく。



保護者が次々昇降口に集まって、かなりの混雑を呈してきた。これは先に配布物を組んでさっと渡せるようにしておかないと大渋滞を引き起こしてしまう。そう判断し15分前から受付係に招集をかけ、皆で配布文書の組み合わせを大急ぎで行う。受付開始に何とか間に合い、スムーズに流れてよかった。

式典に出席、珍しく担任の呼名間違いが3ヵ所もあった。期待しているわけではないが、入学式・卒業式では担任が呼名を正確にできるかどうしてもそこに焦点が行ってしまう。当然呼ぶ方もそのプレッシャーを感じて、あがってしまったのだろう。まあ卒業式は言い訳が効かないが、入学式はお互い初対面だしね。

式典終了後一息ついて、その後は地区会でのPTA役員決め。「役員を引き受けさせられるかも」という警戒心でこわばった表情の保護者たちをいかにほぐすかが俺の仕事。冗談を挟みつつ、たいした負担でないことを強調。なんとかスムーズに選出することができた。決まって見れば一昨年の卒業生、警察官になったS木N海の母。これもめぐり合わせか。

午後は部活に抜け出させてもらう。いつもは負担に感じる部活も、こう職員室業務が激しくてはエスケイプできる貴重な機会となる。「後はすべてK田先生にお願いします~」と言い置いて脱出。笑って送り出してくれるK田さんは男前だ。部活はWさん主導で見ているだけ。早くも新入生の女子が1名、一緒に練習したいと来ている。幸先いいね。16時半に解散、今日はそのまま直帰。

買い物をして帰り、夕食準備。その前の体重は65.0kgと順調に減量できているし、今日は夕食時にご飯を解禁させてもらおう。菜花の炊き込みご飯と出来合いのトンカツ、ポテサラ、レトルトのふかひれスープ。母子が帰ってきて、下二人にすぐに風呂に行くように言っても返事だけしてYの練習しているピアノ室に入っていってしまう。


WかIがドアを開けっぱなしにしておいたのか、大きな音がピアノ室から聞こえてくる。いつまで経っても閉じられないので降りていき「ばあばがすぐ横で寝ているんだぞ!ピアノやっていたらなんでも許されると思うな!」ときつめに叱る。子供たちは素直に反省しているようだったが、2階に上がるとA子が険しい表情で「あんな言い方はないんじゃない?お義母さんもラジオの音を出しっぱなしにしているのをずいぶん我慢しているんだけど」と反論してくる。お袋のラジオやそれに合わせて歌う声は俺も重々承知しているが、その音とピアノ練習の音が対等だというのならちょっと異常な聴覚だ。彼女にしてみれば「ピアノやっていればすべて許される」というくだりが自分に向けられた批判と感じられ、激しく反応せざるを得なかったのだろう。それはつまりその自覚があるということか…。

夕食はすっかり険悪なムードになってしまう。子供たちが気付かないふりをして懸命に明るく振る舞ってくれるのが救いだ。テレビのドラマ対抗特番もさっぱり面白くない。平穏な家庭・平穏な夕食が何よりも大切と感じているのに、俺が自分で壊しているのだろうか…。