お正月はいつも気持ちの良い晴天だ。いつもと変わらず洗濯物を干し、朝食用意。母子は昨夜遅かったせいか、8時を過ぎても起きてくる気配がない。朝食は年に一度使う漆のお椀で雑煮。大根・人参・白菜をカツオ出汁で煮、茹でほうれん草と蒲鉾・叉焼をトッピングで用意。数の子おかか和えは子供たちは食べないだろうな…。すっかり準備万端整ってもなかなか起きてこない。

9時過ぎにやっと揃って朝食。年賀状が届き、大人は忌中のため返事を出さないけど子供たちは書いてもいいだろう。返事用の年賀はがきをピアゴに買いに行く。正月一日だというのにピアゴもアピタもやっているようだ。おまけに今晩は森の家に泊まる(これは毎年恒例)だし、元日にサービス業に頼りすぎのような気もする。需要があるから供給側も態勢を整えるわけで、俺たちが元日ぐらい利用を控える行動をとることで、誰もが休めるお正月が実現する世の中に近づけていく必要があるのではないか。

その後A子は本格的に客を迎えるための片づけに入り、俺がのんびり新聞を読んでいるのが邪魔そうな素振りで頭にくる。今まで散々出歩いておいて準備を後回しにし、俺に家のことを頼りきりにしていたくせに、正月を迎えた俺がのんびりしていると嫌味のように「私は全然ゆっくりできないよ」ってそれは自業自得というもんじゃないの?まあ黙って子供たちの昼の用意をし、俺なりにアシストする。磯辺焼きとコーンスープ。親父の一周忌のため、恒例の年始回りをしないで済む分慌ただしくならないのが有り難い。

昼過ぎ、片づけが終わらないA子を残して子供たちと一足先に森の家に出かける。WもIも、弟一家が来るのは夕方だと分かっているのに早く迎えたくてたまらず、自分たちが先に行って待ち構えていれば少しでも早く到着すると信じているようだ。森の家はもう10年くらい利用し続けているので、チェックインは住所連絡先があらかじめ記されたカードに署名するだけ。部屋でカルタ・トランプをして遊ぶ。そばで慌ただしく片づけをするA子がいない分ゆっくりできる。

弟一家が家に到着しそっちへ向かったという報を聞くや否や、それまでやっていたトランプを放り投げてロビーへ殺到する娘たち。半年ぶりに再開したS・Jは、Jが一段と大人びてカッコよくなったという印象。子供たち同士でトランプに盛り上がる横で、弟と先に缶ビールで乾杯。A子も合流してレストランで会食。そこでもビール二杯飲んでいい気分。風呂は面倒くさくなってやめておく。母子が風呂に行っているうちに布団に入り、いつのまにか寝てしまったようだ。ここ数年変わらない正月の過ごし方だが、S・Jも着実に大人に近づいており、あと何回この集まりができることか。