今日も暑くなるらしい。部員たちのだるそうに泳ぐ姿が目に浮かぶ。いつものように出勤しようとすると、A子が氷と麦茶の入った水筒を用意してくれた。これは眠気覚ましにもなるし、つい清涼飲料水を買ってしまうことへのブレーキにもなって節約につながる。ありがたい。

こう暑いと授業やる気なくなる。暑くなくてもか。現社は新しいところへ続くのをやめて何か視聴覚ソフトを見せようと教材室内を物色。一度内容を確認しておきたいが、放課後を使えないのが痛い。今日もWさん調査書書きのため俺にプールに行ってほしい様子。一人顧問の時は単純なメニューでマネ任せにしていたのだが、Wさんの代理となるとそうもいくまい。こうなると二人顧問制になって助かったとばかりも言っていられなくなった。

学年会議を終えて、デスクワークを泣く泣くそのままにしてプールに向かうと、何のことはないマネだけで廻せるごく単純なメニューだ。特に指示することもなくタイム取りを介助するでもなく、プールサイドを掃除しながら練習を見守るのみ。もちろん顧問がただいるだけでアクシデントに対応することもできるし何より部員のやる気が(こんな俺の存在でも)多少は違うだろう。しかし2時間をただ見守るだけで過ごすには、今の時期はあまりに多忙だ。

練習後のあいさつの時にWさん登場。解散後そのまま帰るWさんは、改めて職員室に向かう俺を見てどう思うだろうか。どうもこうもないか、普段俺がまるきり部活をWさんに任せていることに比べたら大したことない依存だ。しかし戻った俺も掲示板に厚生会幹事への連絡を書き込むのだけで精いっぱい。もう帰らないと、夕食準備が果てしなく遅れてしまう。

今晩は鮭のムニエルにしたいとA子から告げられている。ということは俺が作るということだ。急いで帰って20時前、すぐに取りかかる。副菜にジャガイモの同じくバター焼きを添えたら、そちらの方が好評だった。今日のムニエルは少し火の通し方が甘かったかも。クラスノートの返事を家に帰って書こうと思っていたが、どだい寝るまでの間にそんな余裕はないのだった。