親父の葬式は本人やお袋が望んだとおりに行ったのだから、俺がくよくよ悩むことはない。本当に、余計な部外者を入れず孫や子が直接語りかけて見送る葬式なんて、ある種理想だろう。俺が沈んでいるのは、正直「家族葬だから献花香典は遠慮します」と言ったとはいえ、これほど周囲から触れられず終いなのは、結局俺自身の立場の軽さを示しているからだと思い知らされたからだ。「そうは言ってもあちこちから香典を渡されるだろう」と100組も香典返しを頼んでしまい、大量に余らせてしまった。馬鹿だね…。

人はいつになったら自分を客観視できるのかね。もう50を過ぎて、過大評価でふんぞり返ることはもちろん、いたずらに過小評価して卑屈になることも克服したいものだ。さて3連休、部活は中日の午前だけなのでゆっくり過ごせる。親父の遺品整理はお袋とゆっくり行うことにして、今日は朝から3人を連れて陸上教室。年末から晴天が続いていて助かるが、昨日から朝晩冷え込むようになりグランドコートを着込んで向かう。Yは「パパぁ~、ほかのお父さんはもっとシュッとした恰好しているよ」と呆れているが、目につく他のお父さんは皆若いからね。それにしても我が家ではA子がいろいろ過剰に褒めるので、これまで「パパはすごい、パパはカッコいい」という幻想が通用していたが、さすがにYの年齢になるといろいろ外の情報と照合して妥当な評価を下せるようになりつつある。これまでの反動で極端に嫌いになることのないよう願いたい。

朝、助六寿司の最後の残りを一折食べてから運動場へ向かい、子ども達がトレーニングしている間ただ座っていただけなのに、帰るとA子が「お腹すいたでしょう」とお握りや焼きそばを進めてくれる。またこれを食べてしまうんだな…。お腹一杯になって午後はゴロゴロ。レンタルで借りた関ジャニのCDを車のHDDに入れ、インデックスをダウンロードできないので手打ちで入れて行くのに時間がかかる。車のBGMもすっかり子ども用音楽は使用頻度が下がり、アンパンマンやトトロ、マザーグースのCDなどはどんどん消していって容量を確保せねばならない。その後一人で買い物、夕食準備。食べることばかりだ。

A子はお正月用の叉焼を使い切りたいようだが、蒲鉾の方が賞味期限が迫っている。蒲鉾と筍・ホウレン草の中華スープを作り、「何か大蒜の利いたものを」と言うA子のリクエストに応えて豚ロースの大蒜焼き。生姜焼きの要領で作ってみたが、期待したほどニンニクの風味が出なかった。生をみじんにした奴よりチューブの方が良かったかな。ワインを半分。テレビは紅白をもう一度飛ばしながら見る。結果発表で、誰もが白組優勝と思っているところへまさかの逆転表示に五木ひろしが「えっ」と驚いている場面で一時停止しては爆笑。小学生かよ。大騒動の正月も過ぎて、やっと日常が戻ってきた感じだ。