電波が悪い中何度も更新を繰り返して、台風進路を確認。やや東にそれそうだが、今晩から明日にかけてこの辺りは確実に暴風雨圏に入りそうだ。一番ひどくなりそうなのが明日の午前では、過ぎるのをどこかで待って帰路についた方がいいか迷いそうだ。チェックインで特別待遇をしてもらったので、チェックアウトはしっかり11時の期限を守りたいんだよな…そう呟くとA子は怪訝そうに「それとこれとは別でしょ」だって。本当に逞しいね。

朝は台風接近が信じられないほどの照り。美味しいバイキングを腹いっぱい詰め込んで、さっそくまたプールへ。水温が低くて気持ちいいが、子ども達は15分も浸かっていると唇が青くなってくる。Yは背泳ぎや平泳ぎに挑戦するようになった。数少ない俺の見せ場だと、華麗に(のつもりで)個人メドレーやクイックターンを披露して見せても、剣玉を成功させたときの興奮の1/10ほどもリアクションがない。俺が思っているほどカッコよく泳げていないのか、単に上手く泳ぐことに興味がないのか…恐らくその両方だろう。

プールから上がって部屋に戻り、パンの昼食を済ませていると、K氏から電話。息子たちにせっつかれて予定より早く到着したとのこと。上がもう高二、下が中二のはずだが、よくうちの子ども達と付き合ってくれるものだ。部屋に招き入れて仲良く歓談。Iは俺に剣玉をやってもらいたくて、しきりと自分でやったりWにやらせたりして、「今度はパパの番かな~」と合図を送ってくる。俺も今度は期待に応えようとやって見せるが、大皿小皿・持ち台キャッチまではそれほど驚かれなくても、この天頂刺しはどうだっ…と決めても、やったーと喜ぶのはIだけ、T君もM君も「それが何か?」という感じで、空気を読んだYとWはすかさず他に話題を振って俺はおいてけぼり。じゃあとっておきの大技をと、球を持って本体を廻して刺す通称「月面宙返り」に挑むが、これが決まらない。もともと20回に1回程度の確率だったのだが、どういう訳か全く決まらないまま間の悪い空気が漂っていく。Kさんが「これはあれだよな、振り子の原理で…」と解説し始めたのを潮に彼に交代して引っ込む。…残念。

Kさんの息子たちと一緒に施設内の金魚水族館へ。てっきり宿泊者はサービスだと思っていたのが有料と聞いてひるむが、入ってよかった。よくこれほど集めたという様々な金魚を堪能できた。期待の蘭鋳が思ったより小さかったのは、さすがに予算が足りなかったためか。それでもほぼ同じ形で背びれのある品種は大人の両こぶし大で迫力があった。それにしても大きな頭に丸い背中と小さな尾びれでヨチヨチ泳ぐ姿に美を見出した過去の人は、どこかフリークス愛のようなものを持っていたのだろう。纏足もまた然りか。

一足先にK氏の部屋へ戻り、続々やってくるM崎時代の旧知と飲み会。来た順に、Y本ボス、E本さん、いつも遅れてK林さん。N房さんも来ているのだが、車酔いしたとかで飲み会には現れず。時間が来て、食べ放題のレストランに移動して母子たちと合流。三人をおじさんたちの前で無理やり自己紹介させて嫌がられる。もうさんざん飲んだので殆ど食べられないよ。

時間内をレストランで楽しんで、また部屋で飲み会の続きとなるところを俺は母子側に合流、T君が射的でせしめてきた花火の付き添い。N房のRちゃんは花火の音が怖いと言って参加せず、お兄さんも以前よりまた一段と無愛想になったようで、結局うちの三人とK家の二人+俺での花火大会となった。K氏はもうすっかり「三人のうち二人はうちでもらうから」と将来の嫁にした気分でいる。当然冗談だろうが、うちの子たちも揃って愛想がいいので断り切れないまま「向こうも望んでいる」という誤解が広がっていかないか心配。

花火の後も二人は部屋に残り、Yの本好きに合わせて延々小説の話。うちの子たちが順番に眠ってしまい、弟のM君が部屋に帰っても長男のT君はまだ話し足りなそう。ついにYが「もう寝るね、ごめんね~」と言ってもA子相手に話を止めないので、それまで酔って寝た振りをしていたのを起き出して「もう遅いから帰ろうか」と促す。こういうKYなところはYが赤ちゃんの時から変わらないし、Y自身にも通じるところがある。案外似合いの二人なのかも…?