母子のいない家の中は閑散としている。尤も休日朝はなかなか起きてこないのでいつも静かだが。今日から春休み、部活はあるが幸い昼からで、慌ただしく準備する必要はない。のんびりしていたらA子からTel、今日の練習が終わったらF市実家に合流してほしいという。あれ、それって明日のことじゃなかったっけ?明日午前の地区総会を終えてから実家に向かうのだとばかり思っていた。聞くと義姉一家は昨夜来て明日朝には帰るので、一度は顔を出してほしいとのこと。途端に忙しくなってきた。

冷凍炒飯に目玉焼きをトッピングして朝食、A子から指示されたものを車に積み込んで部活へ向かう。途中これも頼まれた○かわ餃子を買おうとスーパーに立ち寄ったら、財布を忘れていたことに気付く。幸い車中の小銭で足りたが、起きてからしばらくのだらだらぶりと打って変った忙しなさで目が廻るようだ。何とか部活集合時間には到着、しばらくはWさん帰省のため俺のメニューでの練習となる。部員が着替えている間に今日の練習メニューを急いで立てるが、結果としてじっくり考えてきたメニューより時間内にぴったり収まる結果となった。これも長年の経験というものか。

とにかく練習にストレスなく臨めるようになっているのは本当にありがたい。部活顧問となって25年が過ぎ、初めて一人前になれたのかも。情けないが、一人顧問でいる間は理想の幻影を求めてずっとイライラが続いていたと言える。さて解散させてそのままF市実家へ。A子と祈はピアノレッスン中で不在、再会した義姉旦那ととぎれとぎれの会話で時間をつなぐ。Y達にとっていとこのA・Sはすっかり大きくなって小学校時代の我儘さは見られなくなった。小さい時の不完全さを心配しても、自然と落ち着いていくものなのだろう。

夜はH家一族が揃って会食、俺は持ってきた餃子を焼く係。少しでも上手く焼いてほしいと、A子指定でわざわざ家からマイフライパンまで持参しての任務遂行だ。幸い色よく焼けて大好評、あっという間になくなった。義姉娘のAちゃんなどは席を立つ際にも「絶対取っておいてよ」と念を押すほど。尤もこの旨さは俺の焼き方というより○かわの企業努力なのだけど。皆で新しく始まったNHKのファンタジードラマ(精霊の守人とかいったかな)を見始めたので、一人2階へあがらせてもらう。子ども達もA子も、義姉一家も、皆ハリーポッターのようなファンタジーが好きだね。こればかりは同調できないところだ。