祈は一夜明けても診断のように熱は下がらず辛そうな様子。ポカリをあげているが食欲はなさそうで、さらに体が小さくなってしまいそうで心配だ。明日の発表会は諦めざるを得ないだろう。今日のピアノ送迎は状況説明や明日の打ち合わせもあり、A子がM乃先生宅へ行くことになったが、祈はママが離れるのを嫌がって泣くことだろう。せめて俺が早退して付き添ってやろう。
本当は朝から年休をとりたかったのだが、2単位授業のテスト範囲を考えると今日進めておかないわけにはいかず、また懸案の留学奨学金応募の書類を生徒が今日完成させてくるはずだから、それを職印をもらって書留で送らねばならない。半ば俺も発症することを覚悟していたが、幸い今のところ無事なようだ。Y・Wも平然と過ごしており、彼女達には予防接種の御利益は効いたようだ。
マスクを外さないよう気をつけて授業をこなし、午後から年休をとって郵便局・銀行を廻って諸用を済ませ、K蔵(ここは開店直後の激混みが13時半を過ぎると嘘のように空いている)でつけ麺の昼食を済ませ、帰ると丁度A子がYの迎えに出かけるところ。バトンタッチのように祈のそばへ行き、いろいろ様子を聞こうとするが煩がってあまり答えてくれず。ママが行ってしまうのが御不満なようだ。それでも一緒にブロックをやったりオセロをやったりする元気はあった。(オセロは俺がマジで負けた)しかし…
次第に耳を痛がるようになり、そのうちベッドに転がってむせび泣くほどの痛さになったようだ。これはインフルの症状と関係あるのかないのか、耳鼻科に連れて行った方がいいのか、しかしもう受付時間は過ぎているだろうし、第一保険証がどこにあるか分からない。おろおろしつつ励まして、己の無力さを知る。家事をこなすパパだとか何とか言っても、子どもの病気一つ満足に対応できない。
痛がり疲れて祈が寝入ってしばらくして、A子たちが帰ってきた。今晩は祈相手ばかりで夕食準備はしておらず、A子が買ってきた巻きずし・タコ焼きなどで手抜きの夕食。食べられない祈をそっと寝かしておいてやろうと、YもWもテレビを見たいと言い出さないのがありがたい。普段ケンカばかりしているが、やはり姉妹だ。A子といろいろ協議し、明日は彼女が祈に付き添い、俺が発表会の付き添いをすることに。年に一度の師匠のの発表会を、子どもたちより楽しみにしていたのは明らかなのに、さすが母親だ。