朝、主任からクラスの何人かが部屋を抜け出して騒いでいたと告げられる。朝食後に謝りに行かせ、説教を横で聞いていると、まあ話の長いことくどいこと。「今日の班研修は行かせないからな」って、どうせ課せられるはずもないペナルティを掲げて、班全体で再度謝らせるようだ。本当に、開き直って「じゃあ部屋にいます」と言われたらどう対応するつもりなのかね。俺が高校生だったら案外喜んで部屋で寝ているかも。幸い生徒たちは素直に班全体で反省し、許しを得て俺の元に報告に来てくれた。まさかこの上注意を重ねられず、「良かったな」にとどめる。

若手の二人(うちの副担MH君、2組副担K君)と一緒に班研修で生徒の計画していたところを廻る。時計台~サッポロファクトリー~地下鉄に乗って白い恋人パーク~高速バスで小樽へ、寿司屋通りで昼食~運河通り沿いを散策、六花亭でお土産をまとめ買い~JRで札幌に戻りすすきの風俗街を看板冷やかしで廻り、主任と合流して「ラーメン館」で夕食、駅に戻って生徒の帰途につく様子を確認しながらホテルへ。MH君の持っていた歩数計アプリでは何と2万7千歩と出た。ラーメン館が18時の夕方営業時間になるまですすきのを散策し続けたが、途中いい加減どの店でもいいからと入りたくなったのも当然か。

それにしても小樽は端から寿司屋目当てだったものの、これほどに観光地として特化しているとは思わなかった。ファンシーな店が軒を連ね、人力車や周遊バスが客を乗せて走りまわっている。運河沿いには似顔絵描き家アクセサリー売りがずらっと並び、どう考えても過当競争だろうと心配になる。寿司屋は何軒か一杯で断念した後で選んだ夫婦でやっている小さな店、客も数名だけでそれほど流行っている様子はなかったが、ネタはとびきり新鮮でさすがと唸らされた。特にホッキ貝とイクラは、これまで食べたことのない歯ごたえ。カウンターで食べたのも新婚の時以来か。留守番の母子に申し訳ない気持ち。

班長会議で提出させた日誌を読むと、男女混合班で良かった旨のことが数多く書かれていて、してやったりの気持ち。班編成の時には不満が上がったが、特に男子だけの班では仲良し組だけでは丸一日時間を持て余してしまうのが目に見えていたからね。さすがに今晩は点呼も我がクラスは軍隊のようにビシッと並び、号令さえかけられそう。短時間で終えることができた。俺も足が棒のようだし、大人しく寝ることにしよう。