台風接近の影響か、朝から激しい雨。昨日のうちにテントを畳んでおいて本当に良かった。こんな日にWは夏休み中に育てた鉢植えを持っていかねばならないらしく、今日はA子が送って行くと言う。しかしその鉢も、大豆を育てたはずが見事に雑草が生い茂り、枝豆の影も形もない。芽が出た時点で間違えてひっこ抜いてしまったかな。雑草を抜いて持って行った方がいいかとA子は聞くが、こんなものでも一生懸命育てたんだと見せた方がいいだろう。いかにもWらしいし。朝食はキャベツとエノキの味噌汁、納豆、梅干し。

学校にいる間に雨はますます激しくなり、あちこちで洪水警報、避難勧告が流れ始める。そのうちにT川支流域ではついに避難指示となった。実際に道路は冠水し、床上浸水も相次いでいるらしい。しかしこの地に生まれて(離れていた時代もあるが)50年、避難指示という事態は初めてじゃないだろうか。昼にA子から「手が空いたら電話して」のメッセージが来ていることが分かり折り返すと、今日は祈のランドセルを注文しに市中央へ出向き、例の避難指示区域に差し掛かって冠水した道路を前にどうしていいか分からなくなってしまったという。電話で何ができたとも思えないが、とりあえず迂回脱出できたことを喜ぶ。祈が後部座席から実を乗り出して「大丈夫だよ、落ち着いて」と励ましてくれたらしい。頼り甲斐あるじゃないか。

結局7限LHRはカットして、公共機関が動いているうちに帰宅させることに。もちろん部活は中止。明日は市内の小中学校すべて休校だと。高校は県立なのでいつも通り暴風警報次第だが、今回の台風はあまり風は激しくなさそうなので、もし警報が出ていなかったらうちの真面目な生徒は大雨の中バス電車が止まっていても無理して登校しそうだ。事実今日の大雨の中でもうちのクラスは欠席ゼロ。いっそ今から明日は休校だと英断を下してあげれば、不安がる生徒も出ないだろうにと思う。

俺も定時に帰宅。雨は大人しくなり、ぱらつく程度で助かった。風の強さは今のところ全く感じない。家でA子の体験談をじっくり聞く。電車通りの区境あたりが最も激しかったようで、実際動けなくなったのか水に浸かって放置されている車もあったというから怖かったろう。夕食は焼きサバと切り干し大根。缶ビールに日本酒も加えてしまう。頭のどこかに「明日は暴風警報が出て午前中くらい自宅待機できればいいな」なんて甘い考えが取りついている。被害で大変な家庭もあろうに不謹慎だ。子供たちは既に明日休みが確定しているのでリラックスしたもの。心ゆくまでシンケンジャーを、おまけの対談集までじっくり見ている。