良い天気が続いているが、特に朝方は空気が冷たく、ベランダでの物干し時にはまだ上着が必要。今日から部活再開だが、連中大丈夫かな?と心配になる。朝食は昨日の煮物に使ったひじきの残りで、A子が美味しそうな卵焼きを作った。思えばYの妊娠中の頃、よくひじきやカキを意識的に食べていたね。最初の子の時は神経過敏なほど気を遣っていたっけ。

テストも無事終わり、頑張って採点。しかし練習も見てやらねば。IH出場種目を最終的に確認させ、俺の考えも伝えて多少移動させる。残るはリレーメンバーだが、これは当日まで熟考せねばなるまい。有望株のIが入って、男子にも県出場の可能性が出てきたからね。これまでは「最後の大会だから3年中心で」なんてぬるいことを言っていたが、予選突破できれば思い出作りは県大会でもいい。

練習を見終わって、職員室に戻り延々採点の続き。今日終わった世Aが一番受け持ち生徒が多く、何とか明日1限のひとクラス分だけやり終え、後は家で。本当は仕事を家に持ち込むのは好きじゃない。散らかっていて落ち着かないし、酒を我慢しなければならないので。しかしひとクラスだけ先に返して他は授業というのも落ち着かない。もっと簡単に「まだ採点できてないから待っててね」と言える性分になれればいいのだが。

帰って夕食作り。一昨日買っておいたチルドの餃子、モヤシとソーセージのソース炒め。酒は我慢。子供たちを寝室に送った後、洗い物を済ませテーブルを綺麗にして、採点を始める。しかし照明が天井から近くて紙に反射し、文字が判読しづらいこと甚だしい。いちいち眼鏡を取って間近に引き寄せて確認する面倒くささ。寝たはずのYが水を飲みに抜け出して俺の採点を発見し、すかさず近寄ってすぐ脇で「うわーバツばっか」「これ何て読むの?」とか言い始める。

Yも目が悪いので間近で凝視しながらの会話、最初は付き合って答えていたが、なかなか捗らないのに業を煮やして「Y、これはお仕事だからもう離れて、寝なさい」と冷たくあしらってしまう。途端にしょぼんと意気消沈して「…はーい、ごめんね」と席を離れていくY。打たれ弱いくせに空気を読まず、何にでも好奇心丸出して突入していくY。その天衣無縫ぶりが愛おしくて大事にしたいのに、こうやって常識的な距離をおかせてしまう俺。つまらない大人だ。