今日は卒業式。一年間だけとはいえ受け持った生徒の卒業なので、それなりに気合は入る。朝食は残り物とジャコおろし。洗濯ものは室内干し。天気は昨日と打って変って快晴。礼服に着替えるとYの歓声。なんだか気を遣って褒めてくれているみたいだ。
式典自体は前任校に比べおとなしめに進行。最後の退場時にクラスごと我々教員席に向かい「○○先生、ありがとうございました!」と唱和してくれたのは、ここ数年の生徒側の自主的な工夫らしい。あまり密度の濃かった関係とは言えないけど、こうして感謝の言葉をかけてもらって感激。M井先生が「退場時は担任が前に出て一人一人握手するんだよ」というので、握手では後が詰まってしまうからタッチで済ませていったら、後から「1組が凝った趣向するから後のクラスも続いて、退場に時間がかかったよ」と言われてしまった。え、定番の流れじゃなかったの?
クラスへ戻り、一人一人卒業証書を手渡した後で壇上でひとこと言わせる。親への感謝を叫ぶ者、このクラスで良かったと言ってくれる者…最後に副顧問と俺でそれぞれ挨拶、「これから先はずっと自由度が増すが、自由は辛いものでもある。生きる意味を見失いがちになることもあるだろう。しかし今後ろにいる親御さんたちは今日この場で間違いなく「今まで生きてきた意味があった」と実感してらっしゃることだろう。人生に迷ってもこの日を思い出し、親御さんに立場に並べる時まで頑張ってほしい」
最後にギターで「チェリー」を歌う。あれだけ手慣れた歌なのに、やはり上がってしまいところどころコードをすっ飛ばす有り様。まあいいや、今日くらいは自分が恥をかいても祝福の気持ちを表そう。親御さんたちに向け「ありがとうございました」とお礼を言わせて解散。この学校はあまり教員に懐いてくる者は少なく、アルバムへの寄せ書きを頼んでくる者も少数で、式典後は穏やかに過ごせた。もっとも人気のある先生はひっきりなしに頼まれていたようだが。
早めに家に帰って着替え、学年の慰労会へ。4組のSM先生が「来ていきなりの3担で、素晴らしくクラスをまとめましたね」と言ってくれ。正直「どこが?」と思ったがそれでも一通りのことはやりきったと、それを認めてくれる同僚がいて嬉しい。明日も勤務なので控えめにして、一次会で帰る。帰着は21時半頃。