平日は子供たちの服が登校用(制服と体操服)と家に帰って着替えたものと、何度か着替えを必要とする。それらを全部一度袖を通したからと言って毎日洗わねばならないものか?という疑問はあるが、とにかく毎日登校・登園する日は洗濯物が膨大だ。今朝は昨夜の鍋の汁を使って雑煮にしようと言っていたので朝食用意はすぐに済むだろうとのんびりしていたのがまずかった。洗濯物干しに時間がかかり、雑煮を作る時間がなくなってしまう。起きてきたA子に「悪いが雑煮の方を頼む」と、昨日の残りに加え大根・ベーコンを切って入れるよう頼むと「…あーいいよ」と言いつつ階下へ降り、朝のレッスンの準備。結局洗濯物を干し終えてキッチンに戻っても何もできていない。朝食を諦めそのまま出勤。

腹が立ってレッスン室の母子に「行ってきます」の挨拶もせずそのまま車を出す。ふと唐突に「このまま蒸発したい」という気持ちがこみ上げてくる。仕事には仕方ないから行って、明日は部活のない休みだからそのまま連絡せずどこかに一泊くらいしてもいいんじゃないか。少しはA子の奴に、夫への対応を反省させてやりたい。そう夢想しつつ職場へ着き、ルーティンな仕事に入る。今日は3年生はセンター試験直前で午前日課。4限のLHRで激励会の後、教室に戻って体験談など話して聞かせる。

昼休みに図書当番を済ませると、午後は思い切って年休をとる。さあ、どこかへ行ってしまおうか…。しかしいざ車を走らせると、明日朝は小学校の廃品回収があったなあ、親父の具合がまた悪くなって、近々再入院と言っていたっけ、A子からメールで夕食準備の依頼も来ていたなあ…と、日常に絡め取られて結局家に向かう。せめて床屋でこのところ我慢していた散髪を済ませ、近所のMの家の駐車場でぼんやりDVDを見て(アーカイヴスで鈴木保奈美がワインの紹介をする内容)過ごし、買い物をして帰宅。母子がピアノから帰る19時半までに夕食準備を済ませてしまおう。

焼き餃子、モヤシ炒め、大人だけカツオ叩き。ワインをもらう。元気に帰って二階に上がってきたY、第一声は「パパー、切っちゃったの?!」と散髪を残念がる叫び。こんなところもA子の影響を受けてか、俺の髪が長い方がいいとしきりに言う。相次いで上がってくるWも祈も、代わる代わる俺の散髪を非難するが、その顔は嬉しそう。俺を攻撃するやりとり自体が楽しくてたまらないみたいだ。可愛い娘たち、やっぱりお前達を置いてどこかへ身を隠すなんてできないね。食事をしつつ「妖怪ウォッチ」を見て盛り上がる。見れば見るほど購買意欲・コレクション意欲をそそる企画の見事さに唸らされる。ワインを丸々1本飲んでしまったのは、やはりどこかに鬱屈を抱えていたせいか。