H大会初日。洗濯機だけ廻して、5時30分に家を出る。6時半から会場設営業務のため集合させていたが、賃金の関係上5名限定ということで選抜して中に入らせる。俺はその役員入り口の監視役をそのまま続ける。待ち合わせているHK高部員を発見、懐かしさに声をかける。どうやら参加しているのは男子だけで、女子は文化祭準備らしい。うーん、生徒会メンバーはともかくYNもか。IH県大会を狙えるだけに残念だ。中では例によって折り返し審判。参加部員が多いので、審判をやりながらの記録取りが難しい。

出場種目のラップ、マネが上できちんと取ってくれているとは思うが、長年の習慣でこれは自分でやらないと気が済まない。学校や保護者への報告義務もあるしね。部員たちは会場保安係を仰せつかって、交代で巡回している。レース結果はまずまずこんなものか。まだ全員のベストタイムを把握していないので比較のしようがない。ただ、メドレーリレーよりもフリーリレーの方が同地区内での順位が高く、県出場の可能性を感じさせた。

前任校の部長NKは何とか26秒台を出してホッとする。相変わらず雑なストロークだが、体つきが一段と締まったようだ。お調子者のOYはレースの出発合図前に「先生~」と寄ってくる。こちらも嬉しい。なぜ勤務中にもっと「お前達が好きだ」という姿勢を示してやらなかったか。顧問として、部員としての態度や関係ばかりを重視して、本音で付き合うことの少なかったことが今になって悔やまれる。こちらの部活ではそんな後悔のないように関係を作っていきたい。終礼後集めて少し話をする。レース出場前後の俺とのコミュニケーションのこと。神妙に聞いてくれてはいたが、どう受け止めたか。

それにしても大会規模がでかいため、レース終了が19時近く、片付けが終わって19時40分ごろ。比較的道が空いていたので何とか20時半には帰着することができた。祈が子供病院で薬が出ないのを不満がって転がって泣き叫んだと、疲れた顔で報告してくれる。しかしその愚痴を言っているのを、扉の向こうで祈は聞いているんじゃないかな。辛いだろうがあまり否定的な言葉は聞かせたくない。夕食はピザ。ビールを1本、ワインを残り飲み干す。子供たちを風呂に入れ、先に寝つく頃にはもう22時過ぎだ。