子供たちが結婚記念日を祝ってくれる春休みの家族イベント日なのに、生憎の朝から雨。Yは天気を心配して昨夜ベランダにずらっと10幾つもの照る照る坊主を吊るしたのだが、その効果は小雨となっている程度か。シャケと梅のおむすびを作り、手早く子供たちに食べさせて、遊園地の開館時間に間に合うように出発する。本当は丸一日ゆっくり行楽地で過ごす予定だったのだが、教科の送別会が急遽この日になってしまい夕方には戻らねばならなくなってしまった。そもそもこの遊園地と温泉・バイキングセットの申込時は転勤とは思っておらず、昨日の諸会議の日に申し込んであったのを変更して取り直したのだから、いろんな予定とぶつかるのは仕方ない。

この程度の小雨なら動いているかな…と思ったのだが、このP遊園地は安全志向が強いらしく、屋外乗り物系は観覧車を除いて全て運休。シューティングゲームやおばけ屋敷に入ろうと思っても、Wと祈は怖がって足を向けない。せっかくパスポートチケットを買っても元は取れそうもない。Yと二人でシューティング系やおばけ屋敷系を廻る。全員で文句なく楽しめたのは幼児対象のミニカートで、握りずしの形をしたカートに乗って操作し、自分のネタと同じ絵皿の上を通過するとポイントになる「廻るんじゃー」という遊具。Yがダントツに高い得点を見せて得意そう。

昼のバイキングはA子が張り切っていろいろ運んでくれ、食べ過ぎてしまう。ラーメン、海鮮丼、カレー、ピザ、餃子etcetc…。祈が一番張り切って食べたのはズワイガニ。ひな鳥のように口を開けて俺が殻を剥くのを待っている。旨いよな~、でも海老カニ類の嫌いなYは見向きもせず。食べた後もう一度遊園地へ戻り、室内キッズコーナーで遊ばせた後、温泉に移って入浴。俺はのびのびできるが、三人を引き連れたA子は大変だろう。ゆっくり入っていたい気持ちは分かるが、そろそろ送別会の時間が迫っている。先に風呂から出て、大広間で去年読んだ「ホムンクルス」の続きを読む。何だかどんどん観念的な内容になっていくようだ。

すっかり本降りになった中を街中まで車で送ってもらい、送別会場へ。子供たちは車に乗っていくらもしないうちに寝入ってしまったので、まあ帰り頃だったとも言える。今回の送別会は予算も足りないし宴会続きの者もいて明日が大変だろうということで、いきなりカラオケボックスで飲み放題歌い放題の企画。バイキングで死ぬほど食べてきているので、料理が少ないのは却って助かる。俺が主賓ということでやたらマイクを廻され、いろいろ古い曲を入れられて歌わされた。それを写メで撮ってラインで同僚に流しているA課長には閉口したが、しかし気のおけない仲間と楽しく過ごせて、改めて別離が惜しく思えてくる。4時間歌ってN尾氏と電車の動いているうちに帰り、家に着いたのは0時前後だったか。