何だか急に春めいて暖かい。もうズボン下もセーターもいらないな。花粉の飛散が本格的になりそう。卒業式以降はマスク着用にせねばなるまい。朝は昨日の鍋の汁を使って雑煮。祈起きてきたはいいが、やはり「ママ、ママ」となって自らは動かず。椀に雑煮をつけてやったのに、床に転がってぐずるばかり。叱りたいのをぐっと我慢、黙って椀の中身をまた鍋に戻す。餅が固くなっちゃうからね。叱らねばいい子になるわけではないだろうが、叱っても効き目がないことだけはよく分かった。

メインのテストが終わり、返ってきた答案用紙を見て暗澹たる気持ちになる。ほとんどの生徒が真面目に答えている中、まるでやる気を見せずほぼ白紙の用紙も。入試業務を間に挟んで日程がタイトな中で、どうやって追加課題をこなさせるか。この土日に仕事を持ちこみたくなかったが、採点をしてしっかり結果を出しておかねばならないかも。

卒業式予行を済ませた後、慌ただしく仕事を片付けて年休を取る。今日は前々からピアノ送迎を頼まれていたのだ。A子は発表会の会場打ち合わせがあると言っていたが、電話で確認し午前中にできたという。まあ祈とゆっくり過ごせることが、奴の我がまま解消に役立つかもしれない。上二人を小学校で乗せてM乃先生宅へ向かう。何故か最近は佐野元春が気に入って、車中のBGMとなっている。専ら「アンジェリーナ」ばかり繰り返しているのだが。

Wのレッスン中はYと一緒に車中で寝て過ごし、Yの番になるとWはトイレに行きたがって近所のスーパーまで出向くというパターン。いつも利用しているこのスーパーが、3月いっぱいで閉店になってしまうという。今後はどこで時間を潰そうか。Wの小さな手を取ってスーパー内フードコートへ向かう。全幅の信頼を寄せて俺に寄り添っているWを見て、唐突に愛おしさがこみ上げてくると同時に、こんなに屈託なく父娘が触れ合える時期も今だけなのだという思いを味わう。実際、Yは既に公的な場所では手をつなぎたがらなくなっている。

二人を乗せて帰宅。帰りも延々アンジェリーナ。デビュー時の曲と後年発表したスローテンポにアレンジした曲とを聞き比べて違いを楽しむマニアックさだ。ひとつのことにのめり込むのはどちらに似たか。夕食はA子がピザを用意して待っていてくれた。ワインも買ってグラスもテーブルに用意されているとあっては、飲むしかない。ていうか飲みたい。しかし花粉の時期は、アルコールが入ると鼻詰まりがひどくなって眠りが浅くなるのが困りものだ。