金曜の朝食は目玉焼き。俺たちは鍋の残り。祈は起こそうとすると大いにぐずり、意地になって起きてこない。何かいたずらをして、謝らせようと思うと大変だが、放っておくとすんなり「ごめんね」と言えたりする。天の邪鬼の本領を発揮しているこの頃だ。どっちかというとこれは俺似なのかな。あまり「こうしろ」と押しつけず、こちらも忍耐で待ってやるのが上策なのかも。対照的にYは優柔不断で「どうする?
」「どっちにする?」と聞かれたことに対していつまでも考えていることが多い。これはこっちで判断してテキパキ廻りを整えてやり、嫌なら嫌で引っ込めればいいと思う。Wは自分の意志ははっきり口に出すが動作がマイペースでスローモー。これもどれだけ待てるか、どれだけ手を出すかを考えさせられる。

と、幼いなりに三者三様の子供たちだ。今日はピアノ送迎はA子がやるというので仕事に専念できる。いよいよ明後日に迫ったバッハコンクールに向けて、A子もM乃先生も気合十分のようだ。しかし肝心のYは、どうもプレッシャーを感じているようで、練習仕上げの本番を想定した演奏になってミスが目立つという。これまで大舞台に強い、プレッシャーに無縁だと褒めたたえてきたが、、それは単に幼く大会の意義を理解していなかっただけで、Yの日頃の性格を考えると期待に応えようとし過ぎて緊張してしまう方が自然だ。それだけ精神的にも成長したということか。

学校では授業の一番楽な日。2年Bが二つだけ。ちょっと進度に差ができていて、一般クラスの方は中世文化、大聖堂の建築様式を我ながらなかなか巧みなイラストで表現できた。特進クラスの方は既に16世紀ルネサンス。ミケランジェロやラファエロの作品解説に熱が入り、あまり進めず。差が縮まって丁度いいか。昼は久々にカップラーメン。午後の空き時間は総合準備など。来週もいろいろ忙しそうだ。

さて仕事を終え、夕食のつまみになりそうな食材を買ってのんびり帰宅。大一番を控えた母子には悪いが、俺は久々のシングルナイトを楽しませてもらう。冷凍の海胆クリームパスタと飲み残したワインではじめ、日本酒に移って〆サバ、焼きとん、イカ塩辛。A子が「ぜひ見て」と言っていた松本清張の三億円事件ドラマを見る。田村正和老けたなあ…。犯人はあっさり突き止められていたが、警察の失態を隠すために故意にもみ消していた…それをアメリカの保険調査員が全て見抜いた…というのはちょっと無理があるのでは。相島一之とか泉谷しげるとか、有名どころが端役に使われていて豪華だった。