昨夜、犬棒カルタをやりたいと散々ごね、「明日は絶対に早起きできるな?」との問いかけに大きくうなずいてみせた祈だったが、どうせその場限りの言い逃れだろうと思っていた。しかし何と、俺達が朝の準備で大わらわな7時前に、奴は自力で布団から脱し、よろよろと寝室から出て来てみせたのである。これには吃驚、「祈~!すごいじゃないか」とA子と褒めたたえるのだが、眠くて仕方ない奴は大ぐずり、却って手を煩わせる結果となってしまった。それにしても祈がこれほど根性ある奴だとは…我儘なりに意地もあるところを見せられた。朝は味噌汁残り、納豆、卵かけご飯。

仕事については守秘義務で書けないことも多いのだが、そもそも書く気になるようなことがない。決して意欲がないわけではないと思うが…。この時期6限の頃になると西日が強く教室内を照らし、暖房もつけていないのに大層暖かい。大人数の一般クラスで、しかも講義主体の授業では眠くなる奴が続出するのも当然だろうが、ここは非情に当てまくり、立たせまくりで無理やり緊張感を保たせる。そういうゲーム性を楽しんでくれたら良いのだが。放課後は延々会議。1回の会議で議題が多過ぎるよ。と言って回数を増やされてもまた困るのだが。

A子の指令で途中スーパーに寄って注文のパンを受け取り、幼稚園預かりの祈を受け取って帰宅。夕食は鶏団子+うどん鍋。酒を飲みたいが今日は我慢しておこう。このところずっと階下トイレの悪臭が気になっていたのだが、A子が業者に電話したらすぐ来てくれ、排水溝のパッキンが取れていたのが原因だったと指摘して直してくれた。お陰で階下の悪臭から解放され、とても幸せな気分。しかしもし悪臭がなく普段通りの日常を過ごしていたらこの幸福感は実感できなかったわけで、幸不幸の感情がいかに相対的なものかを思い知る。何事もない平穏な日々にもっと感謝の気持ちを持たねばならないね。

食後に一口チョコを食べるのが子供たちのお楽しみ。というか、俺が先に食べ終え、気が乗らなそうに食事を続けている子供たちに「全部食べちゃおう」という気を起こさせるために、「食べちゃった人からチョコね~」と見せつけるのだ。そのためキッチン戸棚に一口チョコを常備しておき、切れそうになったら買い足している。この新しく買い足したチョコの袋を子供たちに見せ、歓声を浴びるのがちょっとした快感になっている。祈などそれまで遊び食べだったのが、目の色を変えて掻き込むようになるし、上二人もお喋りを止めて食事に専念してくれる。教育的にはどうかと思うが。