朝は鍋の残り汁、酒粕の多く入った味噌汁に野菜と餅を加えた雑煮。体があったまる。新学期が始まってからやたら寒い。階下と2階で暖房をつけまくり、久しぶりにブレーカーが元から降りて家中真っ暗になる。朝といっても6時台まで暗いから復旧も手探りだ。子供たちは今のところ遅れずに起きているが、Yがボソッと「学校イヤだなあ…」と呟くと、A子が「SちゃんもJ君も、学校イヤだなんて一度も言ったことないってよ、学校は行くものだと思ってるって」と諭す。それはその通りだが、「学校イヤ」くらい愚痴ったっていいのでは。嫌だと思う気持ちを溜めこむ必要はない。

俺だって学校イヤだよ。仕事があることを心から感謝しつつ、でも朝からゆっくり寝坊していたいなあと、高校の頃から変わらず願い続けている。実際に休みになると、それほど寝坊も出来ず何やかやと動き出してしまうのだが。午前中はテスト、午後から授業、放課後は3月の進路行事のため3年前の卒業生に電話かけまくり。忙しく働いて、気付くとY・Wの体操教室迎えにギリギリの時間。ごく数人で、女の子はうちの二人だけ参加している体操教室なのに、二人ともやけに熱心に楽しみに行っている。体を使って遊ぶことくらい「教室」で学ばなくても…と思うのは昭和的考えか。

夕食は豆腐ハンバーグ、付け合わせに南瓜とピーマンの炒め煮を作る。というか平日はだいたいA子が「今日はこれにしようと思うんだけど…」と差し出す食材で用意している。祈がうるさく騒ぎながらも旺盛な食欲を発揮し、ハンバーグ残り一切れのお替りに真っ先に手を挙げる。何事につけ競争意識が強く、生命力を感じさせる奴だ。Yは「のどが痛い」と言ってべそをかいている。こちらは繊細で打たれ弱い。大舞台でも全くあがらない・初対面の人にも進んで声をかけられるなど、大胆なところもたくさんあるのだが。

Yが学習発表会のピアノ伴奏に選ばれたと、食後またA子と練習にピアノ室に向かう。その間寝室で何やらごそごそやっていたW、見に行くとブロックを使って大テーブル一杯に公園?街?のようなものを作っていた。こちらはちまちま・じっくりとマイペースで取り組むのが性に合っているようだ。何かにつけ俺やA子を呼びつけないと間が持たない祈と違って、一人で淡々と過ごすことができるから手がかからなくて助かる。改めて三者三様だなあと思う。