パソコンの調子が悪い。立ち上げても真っ暗な画面のままで、強制終了してやり直して何度目かにやっと正常に起動する。こんな扱いをしていると近いうち本格的にハードディスクが壊れてしまうんじゃないかと心配だが、しかし安全に立ち上げる方法が分からない。5年保証がついているので購入店に持っていきたいが、なかなかその暇が取れないのと、車のように代パソコンを貸してくれるわけではないだろうから、修理の間なしで過ごすのが痛い。

今日はやけに起きるのをぐずるY。姉がぐずると妹はきちんとしようとバランスが働くのか、Wはその横でテキパキ着替え始める。祈は我関せずと気持ちよさそうに寝入っている。朝は豆腐とわかめの味噌汁、納豆、昨日のマヨ玉カツ。A子の具合がとりあえず治ったようでホッとする。まだ頭が痛いそうだが…。彼女がいないと恥ずかしながら子供たちの弁当準備が全く分からない。給食なのか、米飯だけ持参なのか、お弁当の日なのか。それも幼稚園と小学校で違うから複雑だ。

きちんと休みが取れ、帰りも遅くならない恵まれた職場に務め、通勤距離も近く、両親とも同居して、A子も仕事を持っているとはいえほぼ在宅でできる環境だ。どう考えても育児にこれ以上ない環境が整っていると思うのだが、実際は常に時間に追われ、家の中は乱雑なまま放置され、日常生活が維持できるギリギリの状態だと感じざるを得ないのは、ひとえにY・Wに毎日時間をかけてピアノ練習をさせているからだろう。その上で子供たちの通学通園準備はA子が引き受けている。家事の大部分を引き受けて支えているつもりの俺でも、彼女がダウンしてしまうと途端に途方に暮れる。

木曜は朝補習から放課後補習まで忙しい。部活を見に行くとちょうど終わる頃。明日もピアノ送迎で見に行けないなあ…。買い物をして帰り、夕食はA子の用意したホワイトシチュー、フランスパン、俺の買ってきたチーズ。祈が柔らかいチーズを包んでいる銀紙を器用に剥いてきれいに中身を取り出す。俺など途中で面倒になって割れてしまう。「祈は上手だね~」と褒めると、YもWもむきになって綺麗に剥き、「簡単にできるよほらー」とアピールする。はいはい、三人とも俺より手先が器用だね。