母子がいないとつい時間の過ごし方がダラダラになり、何とか洗濯物だけ干したものの、朝食は冷凍のキムチチャーハンを掻き込んで、結局時間ギリギリに家を出る。俺のメニューが提示されないと練習が始まらないから、頼りない顧問であっても遅刻は許されない。途中から小雨降り続く中、皆熱心に取り組んでいる。こういう日が続くとつい「もう少し楽な内容でもいいのかな」と思うが、実際に記録会やリレー大会などにしてしまうと途端に「ふざけているだけでちっとも向上しようとしない」と不満に感じてしまう。

練習後、購買パンで昼食を済ませ、三者面談。間に世界史の補習、それを終えてまた面談。結局定時を越えてみっちり仕事。しばらくはこのパターンが続く。それでも面談の合間に本を読んだり世界史の過去問を解いたりと、ゆったりした気持ちで過ごせるのは夏休みならではだ。俺はこの「追い立てられず、ゆったりとした気持ちで過ごす」というのが何より好きなんだなあ、と最近つくづく思う。だから予定外のことが急に持ち込まれると、慌ててしまって感情的に対応してしまい、後になって自分の小ささを悔やむことになるのだ。

決して仕事嫌いでもないし、無責任なわけでもないと自分を励ましたい。でも臨機応変さに欠けるというのは、教員の資質に問題ありとも言えるなあ。いずれにせよこの仕事についてもう25年なんだから、今さら向いている向いていないを論じても仕方ない。ただただ度量を大きく、予定外のことに落ち着いて対応できる腹を育てるしかないのだ。定時を越えると途端に職員室が閑散とするのも、夏休みならでは。帰宅途中、台湾ラーメン屋で餃子定食の夕食。家に帰ると風呂場に干した洗濯物が全然乾いていない。乾燥と間違えて涼風モードにしてあったみたいだ。

お陰で乾燥し直し、親父達は風呂を我慢する羽目に。申し訳なかったね。夜中の3時過ぎに母子到着。よく寝ている三人をそれぞれ寝室へ移す。天気はあまり良くなかったがその分空いていて、めい一杯アトラクションを楽しめたそうだ。すごいね~そのバイタリティ。ともあれ無事に帰ってきてよかったと、カルピスソーダを作ってA子と深夜の乾杯。