朝から雨。何だかやけに暖かく、いつも目覚めと共につけているオイルヒーターも不要に感じる。もう寒さのピークは過ぎてしまったのか。その代わりに目がしょぼしょぼするのは、花粉の季節が始まったせいか。目薬・鼻薬が必要な時期が来てしまう。洗濯機だけ廻し、部活へ。二人欠席だが残りの参加意欲は高い。S先生率いるK高は今日は模試とかで、泳ぐのは2名。そのせいか先生暇と見えて、うちの練習に細かくアドバイスしてくれ、ついにはNKをコース替えさせ独自にフォーム指導してくれる。本当にありがたいが、俺が顧問として如何に理論を伴った指導をしていないかを暗に指摘されているようで、劣等意識も刺激される。

今さら天下のS先生と張り合うつもりもなく、自分のペースでやればいいと思っているのだが、こうして手取り足取り指導を受けると、それらを取り入れてやっていかざるを得ない。ぐらぐら方針が替わって、部員たちもさぞ頼りない顧問とみていることだろう。でもいいや、自分が高く評価されたいという気持ち自体が間違っているのだ。連中の練習成果が少しでも上がるのなら、加えていくべき工夫はやるべきなのだろう。解散後、スーパーで買い物をして、フードコートでそばの遅い朝食。揚げたての竹輪天が旨い。

母子は日中F市実家で過ごすと言うので、見送った後は嬉しいごろ寝テレビタイム。A子がくどく「面白いから絶対に見て」と言う「夜行観覧車」を第1回分だけ見る。ハイソ社会で浮き立つ庶民一家という構図が既視感一杯で、特に夏木マリの嫌がらせはコントのようだ。女性に人気の韓流ドラマってこんな感じなのだろうか。原作を読んであったが、ドラマ化にあたってやけに下世話なレベルだけ拡大したという感じ。昼は残り物の玉子丼を温め直して済ませる。夕方になって子供たちを迎えにF市へ。A子は音楽会の打ち合わせで夜おらず、俺が子供たちを引き受ける。

F実家で米と子供たちを積み込み、精米してから帰途につく。夕食は途中の中華屋、坦々麺が評判の店だが、子供達と分け合うため俺は海老そば・子供たちはミニラーメン。とても混んでいて座敷は一杯、テーブル席もすぐ後から待ち客が入って落ち着かない。祈はそんなに食べないだろうが、混んでる時間帯にテーブルを占拠するのが申し訳なくて三人それぞれに頼んでしまう。そのくせ食後のアイスはケチって三人に二つ。案の定、ラーメンは三人とも残したがアイスは「もっと欲しい」と食べたがり、奪い合う結果に。俺も読みが甘い。

それでもA子がいる時と違って祈も大人しく、概ね手を煩わせずに過ごしてくれた。ただ「トイレ行く」と言うので連れて行って座らせたのに、便座に座った瞬間に「出ない」と言うのはどういうことか。これをA子の時は何度も何度も繰り返させられてため息をつくのだが、俺が相手した今回は1回で済んだ。家に帰り、風呂に入れて出そうという時になってA子帰着し、大いに助かる。祈も昼寝していないから早く寝つくだろうし、明日は部活もないから俺もゆっくり夜を過ごせる、一緒に映画でも見ようか…と思っていたら、A子はヘッドホンを持って一人寝室へ。「夜行観覧車」の続きを見るのだと。俺は遠慮しておきます。