祈の我がままぶりにどうにも手を焼いている。朝はグーグー寝ているので顔を合わせずに出発しているのだが、帰ってくるとA子からその日の傍若無人ぶりを延々聞かされ、かつ目の前で駄々をこねまくる実態を見て、つい声を荒げてしまう。こうやって叱り飛ばすことも、また奴の聞かん気ぶりを助長しているのかもしれない。しかしどうにも受容しきれないよ。

朝は残りものと目玉焼き、納豆。先週の雑煮に使った汁をやっと消費した。寒いから外に出しておいても悪くならないのが助かる。昼は職場で買い置きのカップ天ぷらそば。最近は他に何も買い足さなくても充分足りている。夜は焼き餃子と、A子が食べたいとリクエストした椎茸のバター炒め。エノキやネギ・ベーコンも一緒に炒め、きちんとした一品に仕上がった。

しかし夕食も毎晩のように祈が席につかず、食べたくないだのお菓子がいいだの言ってA子を手こずらせる。俺が「食べたくないならあっちへ行ってろ」と客間へ閉じ込め、扉の向こうで当てつけのように大泣きするのも最早定番コースと言った感じだ。奴も慣れたもので、部屋から出されたら途端にケロッとしている。正直、泣くことも含めてこれら一連のやりとりを楽しんでいるかのようだ。

夜、風呂から出した後で寝かせつけの段になって、絵本を持って俺のいる客間にやって来るのも定番コース。今晩は和子は大人しく寝たらしく、奴一人だ。あかたろうシリーズの「へー、すごいんだね」を読んで読んでと三度繰り返すも、まだ「もう一回読んで」とせがむのでつい「ママに読んでもらえ」と言ってしまい、寝室はY和子を寝かせるため暗くしてあるんだと思い直して「やっぱりダメだ、絵本置いていけ」と言ってももう遅い。何としてもママに読んでもらうんだと言って聞かない。ついには大声で泣き出し、寝室からA子が救出にやって来るのだった。はあ~…。