昨夜はのんびりテレビを見ている最中、何度かA子から「祈がぜんぜん言うことを聞かない」「和子と祈がケンカしちゃって、何も進められない」といって電話越しに叱ってほしいとの要請が入る。特に祈はF市実家にいると、ごねれば結局じいじばあばが言うことを聞いてくれると学習してしまっているらしく、うちで過ごすより我がまま度合いがぐんと増すようだ。和子は大人しく電話口まで出てきたが、祈は泣き叫んで話もできず。今が手のかかるピークだと信じて堪える日々だが、なかなかピークが去らないものだ。まあ俺はこうして電話で叱る程度で済むのだが、ずっと我がままに付き合わねばならないA子の心労はいかばかりか。

うだうだ夜更かししてしまい、慌てて起床し洗濯物干しも中途半端なまま部活へ急ぐ。行きの車中で部員からの欠席連絡が相次ぎ、ハンドルを握っていて電話に出られない。今日は4人も欠席だ。連中先に挨拶を済ませ中へ入っていったようで、駐輪場には誰もおらず。今日はK高も来ていないと聞き、とりあえずS先生の熱血指導による合同練習にはならないようだ。フォームを録画してやろうとビデオを充電して準備したのに、出がけのバタバタで忘れてしまい、普通の練習となる。しかし先週S先生から伝授されたリカバリーフォームの確認ドリルを多めに取り入れたので、泳ぐ距離としては5,000に満たない内容となった。

冬休みに合同練習で利用したSプールへ出向き、利用料の清算。ちょうどH高の練習も終わったところで、I先生と久しぶりに対面。さわやかに「いつでも一緒にやりましょう」と誘ってくれるが、うちの部員は自分たちだけでの練習がいいらしい。金銭的な負担も増えるので無理強いもできないだろう。足の痛みはだいぶ引いているので、結局通院はせず。家に帰って鍋の残りと味噌汁の残りを合わせた汁に餅を入れ、雑煮とする。痛風疑惑の身にはこのくらいの粗食がお似合いだ…と思ったら、案外うまく餅を6個も入れて鍋を空にするまで食べてしまった。朝昼兼にしても食べすぎだ。

夕方近くなって母子帰宅。上二人のピアノ練習を簡単に済ませ、今日は地域の新年会にA子が出席するため家を出ていく。ほぼ入れ違いに祈が目覚め、ママがいないと泣きだす。しかしいつもの大荒れになることなく、三人で弟の送ってくれた正月のDVDを見て機嫌を直す。弟め電話口で「祈ちゃん可愛いね~」と繰り返し言っていたが、このDVDを見るとそう思うのも無理ないくらい無邪気に愛くるしく映っている。実際の我がまま大王・泣き叫び魔王の姿を見せたら何というか。夕食は簡単に玉子丼。文句も言わず三人ともよく食べた。アイスとクッキーを食後につけてやる。

俺一人だと我がままを言っても効果が低いと分かっているのか、祈もそれほど手を煩わせず大人しい。A子が帰宅して、もうさんざん見たDVDをまた見たいと一緒に視聴し、再々々々々度見る段になってやっとYが「もういいよ」と風呂に入るのを同意、求めに応じて抱っこして階下まで連れていく。足の痛みは若干残るが、抱っこで階段を下りれるくらいに回復すれば日常生活に支障はない。それよりYに抱っこを求められるのも、もうあと残りわずかの歳月だろう。風呂から上がり、これまたYの求めに応じて「アイアインシェフ」の大晦日特番最後の勝負を見る。しかし料理の途中に飽いてしまって、和子や祈とふざけ合っている。俺は既に一人でじっくり見ているからいいが、横で見ているA子が次第に真剣実を帯びて、「ちょっと静かにして!聞こえないじゃない」と怒っている。彼女もだんだん鉄人ワールドに引き込まれているようだ。