部屋の障子越しに光が差し込んできた気配で目覚める。時計を見るともう7時近い。昨夜は「ほこ×たて」のドリルVS超合金対決を見た後で寝たので、多分22時にはなっていなかっただろう。すると丸々9時間は寝たってことか。大晦日から元日にかけてが少なかったとは言え、これだけまとめて睡眠を取れたのも久しぶりだ。子供たちも相次いで目覚め、S・Jと約束してあった朝の散歩に出かける。公園施設内のつり橋まで、森の中を抜けていく。風もなく晴れ渡った良い日だ。

散歩から帰って朝食会。昨夜も今朝も俺が祈の隣で食事の世話。まー本人も嫌がっていないしA子もたまの外食ぐらいゆっくりとりたいだろうからいいけどね。しかし祈は遊び食べでちょっとずつ口をつけるだけ。残りを殆ど俺がもらうことになった。上の子たちもそれぞれ雑煮を残して俺が引き取り、朝からすっかり腹一杯。清算をして、S・Jも一緒に車に乗せ家へ戻る。Yの奴、来るときに聞いていたシンケンジャーのテーマ曲が車中にかかると、すかさずSに向かって「ごめんねこんな曲で」だと。楽しんでもらいたい気持ちは分かるが、普段の自分を卑下するなよ。

家に戻ると子供たち同士でかくれんぼを始めた。ちゃんと祈も仲間に入れて遊んでくれているところがありがたい。これ幸いと片づけものや洗濯、この日記つけなどルーティンワークをこなしていく。弟夫婦は親父の部屋で昔話に花を咲かせている。洗濯物を干し終わったところで、子供たちを引き連れてア○タへ買い物に。昨日うちの子たちがハンコのプレゼントをもらったお返しに、揃いのシャツを買いに行く。文房具や雑貨なども見て廻り、フードコートでクレープを昼食代わりに食べる。俺は朝の食べ過ぎで遠慮しておいたが、それぞれ頼んだものがカタカナが長くて覚えきれない。受け取り口に待機させて「ストロベリーショコラクリーム(とかそんな名前)は~?」「はーい」と渡す。全部まとめてだと受け取った瞬間にどれがどれだか分からなくなってしまうからね。

クレープを食べ終えた後も、Yは俺に「ねえ喉渇いた」とおねだりをしてペットボトルのお茶を買わせ、俺が自販機に金を入れる間ももどかしそうに「麦茶」のボタンを押してボトルを掴むと、まっすぐにS・Jのところへ駆け寄って「お茶どうぞ」と差し出している。ボタンを押した時に俺が「あれ、緑茶じゃなくていいの?」と言ったために「これで良かった?」と二人に聞いて廻っている。とにかく二人を自分が接待したい、満足させたいという気持ちであふれ返っているようだ。

帰宅し、Y・和子それぞれピアノ練習の間ビデオを見て過ごさせる。相変わらず「トムとジェリー」が人気。頼んでおいた寿司が来て、俺はま○かわの餃子を焼いて、夕食会になる。今日の餃子はまたとびきり上手く焼けたと自画自賛。親父お袋は自分たちのペースでゆっくり食べたいからと、またしても自室に引きこもってしまった。まあ無理強いしても仕方ないが、寂しい気分だ。その後、昨日のケーキの上に乗っていた特製クッキー(Jの好きなキャラクターの、ポケモンのミジュマルという可愛い怪獣が描かれている)を割って皆で食べる。寿司をたくさん残したうちの子たちもこっちは争って食べている。

食事がすんで、Yが得意げにピアノを演奏して、A子もその腕前を披露。弟一家の前で演奏するのは初めてか。やたら称賛を浴びていたが、月謝をとっているプロだからね。Yのたっての希望で、皆で録画しておいた「アイアンシェフスペシャル」を見る。長すぎるので第1試合だけと言って見始めたが、それでも興味のないSやJにとっては退屈だったようで、すぐに漫画に見入ってしまう。でもYは二人に番組を味わってもらいたいようで、「凄いね~、ねえどっち勝つと思う?」とやたら話しかけている。一緒に見ている大人の方が真剣に鑑賞していた。和子は途中で眠ってしまい、Yは二人を独占して風呂から子供ベッドの部屋と、いつまでも目を輝かせて起きている。明日の別れがまた辛いことになりそうだ。