何とか不調の波は治まったようだが、今度は喉がいがらっぽい。祈も咳や鼻水が盛んで、嘔吐下痢から風邪へと家族全体で移行しているのかも。朝飯は昨日のポトフの残りと納豆で済ませる。A子が南瓜プリンを作るのだと言って台所を広く占領し準備にかかりっきりなので、俺は専ら洗濯物干し。Yは起こしに行けばすんなり目覚めて準備に入れるのは相変わらずだが、和子はなかなか起きようとしないにせよ昔のようにぐずらなくなった、どうかすると誰よりも早く自主的に起きるようになったのは大きな進歩。祈はまだ寝起きのぐずりは激しく(それでも一時の和子ほどではない)、ママでないとなだめられない。

今日も陸トレの日なので練習を部員任せにして、定時になったらすぐ病院へ向かう。大きな行事やテストの合間で、時間的に余裕のある時期で良かった。親父はICUから一般病棟(ただし個室)に移り、意識もはっきりしている様子。ただ胸の血管バイパス手術の影響か、しばらく声を出し辛い様子でひどくかすれている。経口食もまだNGで点滴をぶら下げている。ベッドに固定されていてとにかく退屈だそうだ。しかし本やテレビを進めても「見る気がしない」とのこと。全体的に意欲が下がっているのかな。明日お袋が来る時にラジオを持参するよう言付けると約束。

家に帰り、A子が既に夕食準備に入っている途中でY・和子のレッスンをしており、俺が手を出す幕がない。祈の相手をしながら以前録画した西原理恵子のガーナ探訪番組を見る。自分の人生を象徴する棺桶を作ってくれる業者が人気なんだとか。西原は自分用にひよこの棺桶を作ってもらっていたが、俺だったらどんな形がふさわしいだろう。それより先に親父・お袋か。親父は麻雀卓、お袋は健康食かヨガのイメージが浮かんでくる。何か強烈に好きなもの、熱心に取り組んでいるものがあればいいのだが、今の俺は家事と子育てがメインの生活を送っていて、シンボルとなる具象は思いつかないなあ。

夕食はサバ味噌煮、ポテトサラダ。昨日気分が悪かったばかりなので、酒はやめておく。三人を風呂に入れる手間も、自分たちでどんどん脱いで風呂場へ向かってくれるのですっかり楽になった。身体的に発育の遅れが心配される和子も、何かとYと張り合うおかげで、読み書き計算の他にも、水に顔をつける・泳いでみようとする姿勢がどんどん育っている。祈もすっかり水が顔にかかるのを嫌がらなくなった。姉妹で仲良く過ごしているのを見ると、「パパは一緒に入らなくていいよ」と言われる日も近いのではないかと思えてくる。