Yは今朝も咳がひどく登校を断念。本人はそれほど残念そうでなく、7:15になるといそいそとテレビの前に行き、「和子~『はなかっぱ』始まるよ!」とまだ寝ている妹を起こして、一緒に楽しむ気満々。和子も和子で、それまで何度起こしても反応しなかったのが、テレビのオープニング曲を聞いてご機嫌に体を起こし、すっかり目は覚めている様子。まーいいけどね。一日Y・祈と一緒に過ごさねばならないA子の「やれやれ…」というため息を聞きつつ一人出勤。

今日は親父を夕食時間前までに病院に送り帰さねばならないのだが、放課後に進路課の会議があり長引くと間に合わないな、定時になったら訳を言って先に抜けさせてもらおう、なんて考えていたのに、いざ放課後になるとすっかり会議を失念してクラスノートの返事書きに没頭してしまう。これまで長らく教務にいて、会議に顔を見せないとすぐさま呼ばれたものだが、この分掌は皆スマートなのか他者への配慮が行き届きすぎているのか、「来ないのは何か用事があるのだろう」と放っておかれる。「そろそろ定時だ、帰らなくちゃ」と支度をしている時に教務課長から「あれ進路課もう会議終わった?」と聞かれ、初めて思い出して青ざめる。

すぐに会議の部屋に飛んでいったが、既に議題は終了間近。しかし定時を過ぎてまだ終わらず、と言ってこんなに遅刻してこのうえ早退するわけにもいかず、じりじりと終了を待つ。会議後改めて課長に遅参を詫び、急ぎ家へ帰る。親父もせっかちで、用意万端整えて玄関に腰かけて待っていた。病院夕食時間の18時に間に合うか心配していた様子。それでも車で30分とかからない距離なので、何とか時間に間に合うことができた。一緒について来たお袋と二人、帰りの車中で昔話に花を咲かせる。お袋は結婚するまで極貧の中、波乱万丈の人生を歩んできており、いつか生まれて以来の思い出をずっと聞き書きしようと思っている。そんな時間が取れる日がいつ来るとも分からないが。

夕食は日中A子とYで協力して作ったというトマト味のクリームシチュー。子供向けの優しい味。食事量を減らしている俺には、もっともっとと欲しくなる味でないのが却って助かる。A子は相変わらず喉が痛そうなハスキー声。Yも咳は変わらず出るが、何だか元気いっぱいなので明日はマスクをさせた上で登校させようか。三人を風呂に入れ、A子の入浴中に無理やり消灯して静かにさせ、強引に寝かせる。ぶつぶつ言っていた祈もすぐに寝入った様子。