今日明日と、何も予定していないオフ。やっと時間を気にせずダラダラできる。家事をこなさねばならないのは変わらないが、時間の縛りがないのは本当にありがたい。洗濯物は大量で、二回に分けて洗濯機を動かし、ベランダだけでは足りず階下の物干し場も借りる。朝食はキャベツとエノキの味噌汁、納豆、お袋からもらった築地土産のタラコ佃煮。三人とも7時過ぎにゆっくり起きてきたが、特にYは31日から始業式が始まるというのに日常の生活リズムに戻るだろうか。しかし子供たちが寝ているといろいろ仕事がはかどるのも事実。

食事・洗い物の後でA子は来訪生徒さんのピアノレッスン、俺は主に祈の相手。最近はやけに「ブロック一緒にやろう」とせがまれる。Yや和子と違ってテレビ依存の度合いが低いのは、平素から自分の見たいものを見せてもらえず、上二人の夢中になっている「スーパー戦隊もの」やドラえもんなどばかり付き合わされているからか。見たいと駄々をこねるのはDVDのミッフィーばかり。アンパンマンも「おかあさんといっしょ」もほとんど興味を示さない。Y・和子が加わって、昔録ったディズニーの「プーさん」を皆で見る。これもまた祈には退屈そう。

昼は子供たちホットケーキ、俺は残り物。母子が揃って昼寝している間に学校プールへ行って逆洗を済ませる。このところ日差しが強く、底や壁面に藻が発生してしまっている。塩素の供給量を倍に増やしておく、休み明けはプール掃除から始めることになりそうだ。家に戻り、上二人がピアノ練習に取り組んでいる間に、祈の機嫌をとりながら夕食準備。野菜炒めを上に乗せた味噌ラーメン。夕食後、三人を風呂に入れる。もう数ヶ月前から、Yと和子は風呂を出る際に、先に上がる方がどこで待っているかをブロックサインのようにやり取りし合っている。俺に気付かれないように(でもなぜ?)秘密のやり取りを楽しんでいるのだろうが、でも和子は「えー、廊下で待っていてほしいなあ」と声に出して言ってしまうので何にもならない。

風呂後、皆で「火垂るの墓」を視聴。あまりにも可哀そう過ぎて積極的に見たい気持ちになれないでいたが、もうYには何がしか感じられるところもあるだろう。ところがYも和子も途中で頻繁に「これは何?」「どうしてこうするの?」と質問しまくり、話の世界に浸れない。A子はできるだけ簡潔かつ丁寧に答えようと努力しているが、俺は横で聞いていてついに「分からなければ分からないままでいいの、答えはないの、クイズじゃないんだから」と身も蓋もないことを言ってしまう。Yはすぐ「そうだね」と言って大人しくなるが、理詰めで考える性質なので分からないところが気になって仕方ないらしい。意外だったのは、祈がラスト節子の死を見ていてA子に「死んじゃったんだよ」と言われ、号泣したこと。2歳児なりに悲しさが伝わったか。