本格的な夏の暑さになった。幾分涼しいのは明け方だけ、ラジオ体操を終えYとランニングをする頃には強烈な日差しが降り注ぎ始めている。今日は祈も含め三人連れて体操へ、広場では集まりはするものの隅に固まっていて体操もせずハンコだけもらおうとする小学生が多い。町内のおじいさんおばあさん達が易しく諭して中に入ってくるよう促している。Yも和子も今のところは一生懸命体操しているが、友達とつるんで遠巻きに見ているだけ、という日も来るのかも。その時にはさすがに俺は引率していないか。朝食はジャコと韮を入れた卵焼きを作る。後は残り物。

毎日のように欠席連絡が入り、夏休み以降全員揃って練習できた日はまだない。今日はH樹がジンマシンで通院、K米が以前よりの皮膚炎で見学。その後も練習中に不調を訴えて上がる者多数。昨日はぐっと量を減らして好評だったが、やはりこの連中には7,000超のメニューは過重なのか。しかし思うに、減らせば減らしたでそこから逃れようとする者はやはり出るだろう。大会間際になって練習量を減らしていった時によい調整となるよう、今週来週はきつめのメニューを課していくべきだと、未だ「べき論」から離れられないでいる。

午後は面談。今日はびっちり9人。それぞれ真剣に向き合ってくれてやった甲斐を感じたが、それにしても連続して面談予定が入っている先頭の者ほど遅刻してくるのは何故だろう。後ろが空いていて多少遅れてもかまわないスケジュールの時に限って10分も早く来て待っていたりする。これも何とかの法則というやつか。昼は合い間に押し込んだ購買パンひとつ・牛乳のみ。不思議と腹が減らないのも、この凶暴な暑さのせいか。午前中ずっとプールサイドで日差しを浴びていると、室内に入ってもずっと火照りが続き、だるさが残ってしまう。

疲れた体を引きずって帰宅。夕食は焼きサンマとさつま芋ご飯、冷や奴。祈が豆腐好きで、自分の分を食べ終えて両サイドの俺やA子の皿に手を伸ばしてくる。ただ大人の皿には薬味が乗っているので、「これからい?」などと聞きながら、ショウガの乗ったギリギリのふちまでスプーンで削って持っていってしまうところが、奴なりに考えているのだなあと感心させられる。Yはだいたい一人前用意された分を完食できるようになった。和子は主食を残すことが多い。そのつもりでA子は少なめによそうのだが、あんまり少ないと「どうして和子ばっかりこれだけなの?」と文句をつける。残すくせに。