祈はお喋りな子になりそうだ。起きている間はずっと何やら喋り、訴え、笑い、泣いている。幼児特有の甲高い声で叫ばれると、足元から追い立てられるような気になり落ち着かない。たまに大人しくしているなと思うと、それは排便をしている時。これらもろもろの現象が、Yの2歳時と多いに被って見える。Yが得意そうに歌う歌は「しっぽのうた」で、祈は「てのひらをたいように」だが。これは本当に上手く歌う。

朝は大根・人参・シメジの味噌汁、焼きジャケ、納豆。納豆や味噌汁はYと和子はあまり食べず、今日はシャケだけのおかずになりそう。祈は今のところ納豆好き。和子が「Yより早く起きたかった」とぐずって、目が覚めているのになかなか起きてこない。最近の和子はぐずったり不調を訴えたりする頻度が高く、手がかかる。俺といる時はそうでもないのだが、主にA子を困らせたいようだ。

学校ではテスト準備の他いろいろ忙しい。部活が自主練期間に入ったからと、昼の御用聞きに来ない新幹部の男子二人にまたまた説教。とにかくまめに連絡をとるようにしろと、口を酸っぱくして言っているのだが、何かと俺を避けよう避けようとしている心象が透けて見え、小面憎い。能力の低さはもとより、もともと入部当初より意欲もそれほどなかった奴らなので、幹部になった(それとて他にいないので仕方なく)からといってあまり期待してはいけないのだと自分に言い聞かせる。

進路の仕事をまだいろいろ残したまま帰宅。明日は忙しくなりそう。夕食はA子が我がまま和子のリクエストを受けて手作りハンバーグに挑戦。受け持ち生徒のレッスンを終え、Yと和子の指導を終えてから取り掛かるのは大変だろう。せめてもの手伝いとタマネギのみじん切りだけやり、後はピアノ室で和子のレッスンを見守る。特にアドバイスはできないが、たまに俺が見ることで適度に緊張して弾けるようだ。今日の通院で、和子の足の痛みは「土踏まずが年齢の割に発達しているので、体重がかかって痛く感じるのでは」とのことだった。一過性の症状ならいいのだが。