頻度は下がったが、まだ下痢症状は続いている。そんなに変なもの食ったかな? 朝は味噌汁残り・納豆・葱と乱切り竹輪入り卵焼き。弁当用にシャケを焼き、A子にお握りにしてもらう。感謝。下痢こそ完治しないものの、先週後半から続いていた変な倦怠感はきれいさっぱりなくなった。さわやかに目覚め、仕事に向かう気力も(そりゃ嬉しいというほどではないが)充分に満ちている。してみると精神状態というのは肉体的状況に強力に左右されているのだとよく分かる。鬱も薬で治るわけだ。

授業もクラス経営も今のところ問題なく、ほぼノーストレスで仕事に向かえているのがありがたい。何より部活に活気があり、練習を見ているだけで自然と楽しい気分になっていく。声をかけているうちにハイになってくだらない冗談を言ったりする姿にふと気付き、我ながら呆れる。1本だけ良タイムを出して後はへばっているH田と「1・2年に呼び捨てさせるぞ」「H樹だけは勘弁してください」と軽口をたたき合うほど。今日はついに水温が25℃に達し、外気の方がずっと寒く感じる。充実したメニューで6500mくらい。それでも男子の一部は足をつってしまうのだが。

気分良く家に帰ったのだが、夕食準備をして、一足先にピアノ室から戻ってきたA子が「Y、和子、ご飯できたよー」と何度も叫んでいるのに、ピアノ室で遊び続けている二人は一向に上って来ないのに次第に腹が立つ。俺が「もう来なくていいよ」と声をかけると慌てて上がってきたが、そのまま黙って席につこうとするYに「何か言葉はないのか、何度ママに呼ばせれば気が済むんだ」と怒号を浴びせると、初めのうちは平静を装って堪えていた涙がすぐに堰を切って溢れ始め、後はしゃくりあげてとても食事にならない。

続いて上がってきた和子にも同様に叱ったのだが、こういうのは先に泣いている者がいるとずっと精神的に余裕が出るらしく、神妙に「ごめんなさあい」と頭を下げてケロッと食べ始めた。二人とも俺が帰ってきた時には「パパの作ってくれるラーメン(実はちゃんぽんなのだが)とっても楽しみだよ」とすり寄ってきてくれたのに、今ではYのむせび泣く声がだけが響く中、ぼそぼそと黙って麺をすするだけの楽しくもなんともない食事になってしまった。でもいい、たとえ1食無駄になっても、これで懲りて呼ばれたらすぐに食卓につくようになってくれるなら、安い代償というものだ。