A子はいつもより早く起きて発表会準備。俺はいつも通り洗濯と朝飯用意。美容院のRさんが朝6時にやってきて、母子の髪をセットしてくれる。今日は地元のマラソン大会に出るので、その前にやらせてもらいたいと訪問理髪と相成った。Yはともかく和子は起きるかなあと心配だったが、案外聞き分けよく起きて大人しく座っている。やはり今日が特別な日だと、A子の発するオーラで分かっているのだろう。着替えなど諸準備を済ませ、A子と和子は一足先にA子側の発表会に出発。祈が泣かないよう、俺たちは寝室でバーバパパを見ていた。

庭でY・祈とボール遊びをして、A子が用意しておいた弁当をYに食べさせ早めの昼食。俺は朝に子供たちの残りまで食べたのでとても入らない。Yを着替えさせ、祈をじいじばあばに預けて俺たちも出発。こちらはM乃先生の発表会。A子もさぞ行きたかっただろうが、自分の教え子の発表会と重なってしまってはどうにもならない。俺の責任は重大だ。と言ってもYの送迎とビデオ・写真撮影だけだが。会場ではO田先生一家やI熊さん一家と久々の再会。リハーサルでピアノの前に並ぶとM乃先生「あなたはいいでしょ、うまく弾けるんだから」とプレッシャーがかかることを言うが、Y平気でニコニコして戻ってくる。

発表会始まる。さすがに猛特訓を受けてきただけあって、Yの上手さは格別に聞こえる。その後何人か聞きビデオに収めた後は、俺は失礼して外のロビーで読書。Yも外に出るかと聞くと、「聞いている」との返事。ピアニストとしての自覚が高まっているようだ。発表が終わり、舞台あいさつをビデオに収め、先生との記念写真を撮って俺の責任は果たした。お礼を言って帰途につき、途中スーパーで持ち帰り寿司と焼き鳥を買って夕食とする。

和子もそれなりに集中して弾けたようだ。こちらの映像は義兄が撮ってくれたので、DVDに落としてくれるのを待って見ることになる。俺の撮ったビデオをテレビにつなげ、皆でYの演奏を見るが、Yが嬉しいのか恥ずかしいのかベッドでピョンピョンは寝て、それを和子や祈がまねるのでうるさくて仕方ない。褒めようと思っているのに「静かにしろ!」と叱る変な事態になってしまった。A子ゆくゆくは和子も祈もM乃先生の元で習わせたいと考えている様子。その送迎はどうするのかな、俺は今以上早く年休を取ることは難しいのだが…。大きな会が終わるたびにA子のピアノ情熱が改めて高まっていくようで、俺がついていけるか不安になる。