またずいぶん冷え込んできた。布団から抜け出るのが辛いよ。朝食、子供たちは昨日のおやつのサンドイッチの残りというから、味噌汁(ホウレン草と舞茸)だけ作って後は自分だけ納豆。和子は寒がりなのに、幼稚園へはタイツを履かず半パンで通っているとのこと。もともと園では「寒かったら半パンの上にズボンをはいて登園し、園に着いたらズボンを脱いで過ごしなさい」という方針があるようだが、大半は守っておらずタイツの上に半パンを履いて過ごしているらしい。真面目なA子は厳格に対応し、和子に守らせているようだ。本人も文句も言わず従っているので、案外平気なのだろう。

夕食時に「和子は偉いね~、寒さに強いよ」と褒めていたら、突然Yが「明日はスカートで登校する!」と言いだした。いやそれはさすがに寒いのでは…と思ったが、自分も褒められないと気が済まないようで、せいぜい長いソックスを履かせて対応しよう。いつも二人で「Yだって…」「和子だって…」と張り合っているのは微笑ましいが、特にYの方が廻りの評価を強く気にするようになっているようだ。

学校は三年の最後の通常日課。と言っても授業は殆どがテスト勉強だったらしい。クラスの大半が受験間近か既に進路を確定させてしまっているかで、いずれにせよあまり授業に乗り気でない現状の中で、どの教科担当も苦労しているようだ。かく言う俺はギリギリまで正規の講義をしてきたが、予定内容をやりきってしまった今日はビデオ復習。講義より喜ぶかと思ったが、皆眠気を堪えるのに必死なようだった。ストーリーのない資料的内容だったから、つまらなかったかな。

温水プールでの合同練習を終え帰宅。今日もまだ母子はピアノ練習中、さっそく台所を片付け夕食準備。今日は鍋で、A子が前もって野菜類を切りそろえてあるので俺は鍋に放り込んで味を調えるだけ。スープはちゃんぽん麺についていたインスタントもの。祈がお腹をすかせていたようで、珍しくお替りをしてよく食べる。小鉢によそうたびに「ありがとね」と言ってくれるのが可愛い。Yと和子は何度注意してもふざけ合って大笑いして、肝心の食事はちっとも進まない。最近俺は怒るのをセーブしているので、A子がたまりかねて声をとがらせている。落ち着いた食事時を迎えるのは、まだまだ先になりそうだ。