最近よく夢を見るようになった。その分眠りが浅く感じ、目覚ましで起きても物足りない。いや目覚ましが鳴らなくても、尿意で同程度の時間に目覚めることは変わらないのだが、如何せん眠いのは辛い。夢の内容はやたらはっきりしているようで、そのくせ後になって振り返ると忘れてしまう。朝食はフランクフルト、ゴーヤの炒め煮、味噌汁の残り。YとA子がピアノ練習で階下に降りている間に、祈が元気よく目覚める。しかし和子は起こしてもぐずってなかなか起きようとしない。お姉さんになれば多少は改善されるかと期待した和子の寝坊だが、そのまま定着してしまいそうだ。

テスト二日目。年休や割り振りが山のように出て、出勤したメンバーがフル回転でギリギリ間に合う。放課後など職員室は一層閑散として、広々としてデスクワークもやりやすい。しかし肝心のテストがひとつは終わったものの、大集団の分が明日に残されていて、時間はあっても採点するものがない。部活のオフ日程など立てながら、東野圭吾「プラチナ・データ」を読む。DNA捜査、多重人格、陶芸家の模作、パソコンの天才、等様々な要素が出てきて複雑すぎるように思えたが、さすが終盤になって一気にまとまってゆく。今回は特にタイトルが秀逸に感じた。しかしアメリカからの技師の扱いはちょっと可哀そう。

定時に帰宅、A子がレッスンをしているので夕食準備をしようとするが、メモ等がないので何を作っていいか分からない。冷蔵庫の者から類推して、多分ワンタンスープだろうと見当をつけるが、これだけだとおかずが足りない。結局分からず、冷凍庫のシャケを焼いて済ませる。レッスンを終えて上がってきたA子、開口一番「メール見てくれた?」。昼前に送ったメールに、買い物に寄ってほしい旨や今晩はチャプチェにする等の内容を書いてあったという。帰ってカウンターに放り出してあった携帯を見ると、確かにメール着信の点滅がしている。しかし全然気付かなかった。普段携帯をほとんど使わないからなあ。

A子は、買い物は子供たちを寝かせつけた後で自分が行くし、チャプチェは明日朝のおかずにすればいいと言って笑って過ごしてくれるが、気を利かせたつもりで作った夕食が失敗作のように思えて腹立たしくなる。何で俺がなぐさめられなきゃいけないんだ、と自分の不注意を棚に上げて逆切れしたくなる。おっと、ついこの前に「俺様意識を捨てなくては」と反省したばかりじゃないか。何とか表面に出すのは堪え、笑って食卓を囲む。しかしYも和子も食べるのはふりかけご飯ばかり。祈もふらふら遊んでばかりで、何だかきちんと夕食の準備をするのが馬鹿らしくなるよ。