休みなのでゆっくり寝ていたいのに膀胱の膨満感が許してくれない。昨夜激しく降った雨はどうやら上がった様子。6時半に俺が起き、A子が起きて立て続けに子供たちも起き出す。とたんに祈の叫び声や和子のママを呼ぶ金切り声などが交錯し、動物園さながらのけたたましさが出現する。ああ、また今日も一日が始まった。朝食のパンをコンビニに買いに行って、昨夜のロールキャベツと共に朝食。和子はどういうわけかケチャップが嫌いで、うっかりかけてしまった皿を交換しろとうるさい。何でもケチャップの香辛料が舌を刺激するらしい。大したグルメだこと。

A子が公民館祭りの伴奏のため、祈だけ連れて実家に向かう。俺はY・和子を引き連れてレンタルDVD屋やスーパーを廻り、昼食に磯辺焼きとチーズ竹輪を用意する。ところが和子は竹輪を口にしてしばらくしたら嘔吐してしまい、その後も気持ち悪そうにしている。後始末をした後で「これはもう食べないだろう」と食べかけの餅を食べてしまったら、「和子おもち食べたい」だと。仕方なく冷蔵庫から1個追加してレンジで柔らかくし磯辺焼きを作ると、それを見ていたYもさらに欲しがる。あー、少なめに用意した時に限ってこれだ。ぼやきながら何度も階下の冷蔵庫と上のキッチンを往復する。

レンタルショップで見つけた、家にはないシリーズのトムとジェリーをYと和子夢中で見る。俺も一緒に見るが、恐らくシリーズ後半になるのだろうこれら作品は、初期~中期の画風とかなり違って見るからに原色のきついアメコミ風カトゥーンになっていて、あまり俺は好みじゃない。でも二人は「あのトムとジェリーだから」と無条件に受け入れて心から楽しんでいる様子。制作会社に見せてやりたいほど模範的な視聴者だ。A子帰って来てスイートポテトを作るというので子供の相手から解放されるかと思ったら、下ごしらえの間は邪魔しないでもらいたいらしい。三人を連れて庭でしばし風船や縄跳びなどで遊ぶ。

後半のお菓子作り~ピアノレッスンの間、やっと子供相手から放免される。今日はそれほどでもなかったが、一日子供たちの我がままに付き合わされていると、次第に耐性が下がってきて些細なことで怒鳴りたくなるのが俺の狭量なところだ。その代わり一人で家事を任されることは苦にならない。食卓周辺を掃除し、お菓子作りの後始末をし、今晩は豚と白菜の鍋を作る。祈の好きな人参もたくさん入れたため、柔らかくしようとして火にかけ過ぎ、すっかり肉を固くしてしまった。まあ元々肉は殆ど子供たちは食べず、大人がポン酢でいただくものだから気にしない。