昨夜子供たちが寝入った後、A子と二人でお月見泥棒用のお菓子を袋に詰める。ジューC、ポップキャンディー、海老せんべいの内容。50袋用意したが、そんなに来るのかな? 子供がお菓子をもらいに廻るなんて可愛い行事だが、あまりたくさん集まられても困るし、といって全然集まらないのも淋しいものだ。そんなことを話しながら夜更かししたので朝が辛い。何とか5時過ぎに布団から抜け出し、ゴミ捨て・洗濯・朝食用意。納豆と焼きジャケ・大根味噌汁。昨夜なくなったと騒いでいた実印を和子に見つけてもらい、大いに感謝してしばらく叱らない約束をしたので、のんびりムードでもせかさずスルー。平和でいいね、遅刻しなければ、だが。

いよいよ調査書発行願が溜まってきた。部活には行けそうもない。放課後は他に突発の仕事も入ったりして、結局書けたのは3人ほど。もう少しペースを上げないと、これからしばらく増える一方だ。18時近くなって帰宅。丁度お月見の子供たちがうちに来たところ。菓子の袋を玄関先に置いておいて自由に取っていってもらうという家もあるようだが、きちんと挨拶させるのがご近所づきあいを深める上でも良いだろうと、うちは中の玄関口に置いてあり、呼び鈴で応対する。ただ同じ時間にYと和子を連れてA子が廻っているので、専ら家に来た子供たちへの応対はじいじばあばだ。

親父お袋も日ごろ近所との顔合わせが少ないので丁度いい。態度の悪い子もいなかったようで何より。結局3袋ほど余った程度で、丁度良い加減だった。Yと和子も20軒ぐらい回ったといって、ホクホク顔で帰ってくる。そんなにたくさん食べられないって。祈は昼寝から目覚めて玄関先に置いてあるお菓子を目ざとく見つけ、以来ずっとじいじに開けろとおねだりを続けていたらしい。俺の帰宅を見ると、満面の笑みをたたえて袋を持ってきた。そのくらいの可愛い笑顔を普段から見せてくれよ。夕食はラーメンを作る。食後のお菓子を許したら、3人でベッドの上に乗っかり食べ散らかし放題。全く節度がないね。

風呂上がり、丁度リアルタイム放送している「ワイルドライフ」が面白そうだとそちらを見始めると、和子はあからさまにつまらなそう。「ハクション大魔王見たい~」と言いつつ、番組終了間際に寝入ってしまった。Yは番組後に見る気満々だったのだが、和子が寝てしまったので今日はこれまでと聞いて、急いで揺り起そうとする。そりゃ可哀そうだ。番組内容はブラジル中央高地「セラード」という乾燥地帯のアリ塚をめぐる動植物の関係。白アリの他、オオアリクイ・アルマジロ・葉切りアリ・タテガミ狼・フサオマキザルといった動物たちの生態が紹介され、Yはまあまあ興味を持ったようだが、俺とA子はすっかりはまって食い入る様に見てしまった。