一時北側の子供部屋でYと一緒に寝ていた和子が、「ママと一緒がいい」とまた寝室で寝るようになった。それ自体は自立からの後退なのだが、朝になってA子とYがピアノ練習に行ってしまった後で、一緒に寝ている祈が目覚めると、その世話を自分がしなくてはという使命感を持ったようで、すんなりと機嫌良く起きられるようになった。もはやマーブルチョコの疑似薬も必要なくなっている。成長と後退はあざなえる縄のごとしか。朝食は納豆とジャコおろし、と思ったら炊飯器のスイッチを押し忘れていた。俺とYは急きょパンの朝食。悪かったなあ。
学校ではいよいよ明日に迫った社教研の資料作りに追われる。職員会議の後、来月のチャイムを打ちこんで、ス-パーに寄ってペットボトルのお茶を2ケース買って帰る。もうこれで準備は万全だなと思っていたら、会議の後の講演会用の資料を印刷するのを忘れていた。それから県の理事会で話題になった議案をアンケート形式で明日の出席者に問うことを思い付き、用紙を作らねばと思う。なかなか「これで万全」とはならないものだ。明日もきっと不意に応対せねばならないことが出てくることだろう。
それにしても今日はもはや真夏日だ。教室では当たり前のようにエアコンを使っているが、1階の事務室や校長室では律義に「官公庁の冷房は7月から」の原則を守って、窓を開け放ち首にタオルを巻いて仕事をしている。振り返って職員室は、「暑くて仕事にならないよ~」と教員たちがぼやきまくり、さっさとエアコンを稼働させている。生徒が授業に集中するためならやむを得ないが、これはやはり勇み足だろう。しかしそれを容認し自分はじっと耐えている校長に好感を持った。
家でもついにエアコン開始。風呂上がりの後で速やかに子供たちを寝かせつけるためにはやむを得ない。ただし一部屋だけというA子のお達しで、俺は布団を抱えていつもの客間から寝室へ移動する。夜中に祈が泣き出したり、和子が「耳が痛い」だの何だのとぐずったりでぐっすり眠れない。しかしA子は毎晩これらに付き合っているのだ。自分だけが快適さを追い求めてはいけないと、特に今年の夏は多くの日本人が考えていることだろう。
学校ではいよいよ明日に迫った社教研の資料作りに追われる。職員会議の後、来月のチャイムを打ちこんで、ス-パーに寄ってペットボトルのお茶を2ケース買って帰る。もうこれで準備は万全だなと思っていたら、会議の後の講演会用の資料を印刷するのを忘れていた。それから県の理事会で話題になった議案をアンケート形式で明日の出席者に問うことを思い付き、用紙を作らねばと思う。なかなか「これで万全」とはならないものだ。明日もきっと不意に応対せねばならないことが出てくることだろう。
それにしても今日はもはや真夏日だ。教室では当たり前のようにエアコンを使っているが、1階の事務室や校長室では律義に「官公庁の冷房は7月から」の原則を守って、窓を開け放ち首にタオルを巻いて仕事をしている。振り返って職員室は、「暑くて仕事にならないよ~」と教員たちがぼやきまくり、さっさとエアコンを稼働させている。生徒が授業に集中するためならやむを得ないが、これはやはり勇み足だろう。しかしそれを容認し自分はじっと耐えている校長に好感を持った。
家でもついにエアコン開始。風呂上がりの後で速やかに子供たちを寝かせつけるためにはやむを得ない。ただし一部屋だけというA子のお達しで、俺は布団を抱えていつもの客間から寝室へ移動する。夜中に祈が泣き出したり、和子が「耳が痛い」だの何だのとぐずったりでぐっすり眠れない。しかしA子は毎晩これらに付き合っているのだ。自分だけが快適さを追い求めてはいけないと、特に今年の夏は多くの日本人が考えていることだろう。