風邪をひいたようだ。鼻水が出て喉がいがらっぽく、体がだるい。大連休を満喫しておいて休み明けにいきなり年休では立つ瀬がない。じっくりと体を休めて体調回復に臨みたいところなのだが…。A子から「最後の休日は家族みんなで行楽に出かけよう」と提案(というかもはや指示だね)されてる。とても家でゴロゴロしていたいなどと言い出せない。A子は俺が咳をしていても洟をかんでいても、こういうのを「ガン無視」というのかね、まるでスルー。子供への配慮とまるで対照的だ。俺が洗濯物を干す間、朝食と出先での弁当はA子が用意。朝はパンとコーンスープ。
行き先は内緒にして出かけるが、目的地に着く前に案内表示を見てYが「Fパーク?」と気づく。天気も良いし混んでいるかと思ったが、まだ午前中のせいか一番人気の遊具広場もかなり空いていて、思いきり遊ばせることができた。Yは滑車のついたロープにつかまって滑り下りていく遊具を、最初の態勢だけ補助してやれば後は自分で楽しむことができるようになった。和子は相変わらず怖がりで、ネットのトランポリンも「揺らさないで~」と網にしがみついている。それでもお姉ちゃんの後を追って同じ遊具で遊ぼうとしているのが健気だ。
園内列車に乗りぐるりと一周した後で昼食。あまり食欲がないが詰め込みごろりと横になると、すかさずYや和子が腹の上に乗ってくるので休めない。果物アイスを食べて入り口前広場に戻ると、ジャグリングをメインとした大道芸をやっていて、親子で見入る。尤も祈は怖がってしがみ付き、ろくに鑑賞していなかったが。それにしてもこんな地方の一施設で不定期にやる芸としてはかなりレベルが高い。まさか最後に募った投げ銭だけが収入の糧ではないと思うが、それにしても芸能で生きていくのは大変なのだなあ。
家に帰り、片付けや洗濯物取り込みなど一連の用事をして、A子が子供たちとワークブックで遊び始めたのでついウトウトしてしまう。1時間ほどして目覚めると、まだ一緒に遊んでいる。畳んで置いた洗濯物はもう何日分も客間に積み重なっている。出発前に「俺が適当に判断して片付けようか」と言ったら「これは私がやる」と言い切ったくせに…。「今日中に片付けるんだよね」と(我ながら小姑のような言い方だ)指摘したら、「祈が起きてると何にも出来ないんだよね…」とぼやいている。何にも出来ないって、朝お弁当を作った他はずっと子供たちと遊び通しじゃないか。もうちょっと家事に時間を割いてもいいんじゃないか、と思わず喉元まで言葉が出かかる。
しかしムッとした俺の雰囲気を察したのだろう、その後は双方険悪なムードで過ごすことになってしまった。それでも俺が三人を風呂に入れている間に、どうにか洗濯物の片づけは済ませたようだ。夕食は手抜きで子供たちは卵かけご飯、俺たちは茶漬け。竹輪と茹でサヤエンドウをせめてものおかずに付ける。弟一家から母の日プレゼントでサクランボが届き、お袋からおすそ分けをもらうが、すべて子供たちの腹に入ってしまい俺達は食べずじまい。にもかかわらず和子が「もっとちょうだい、祈の分も」と言い放つのが憎いね。
行き先は内緒にして出かけるが、目的地に着く前に案内表示を見てYが「Fパーク?」と気づく。天気も良いし混んでいるかと思ったが、まだ午前中のせいか一番人気の遊具広場もかなり空いていて、思いきり遊ばせることができた。Yは滑車のついたロープにつかまって滑り下りていく遊具を、最初の態勢だけ補助してやれば後は自分で楽しむことができるようになった。和子は相変わらず怖がりで、ネットのトランポリンも「揺らさないで~」と網にしがみついている。それでもお姉ちゃんの後を追って同じ遊具で遊ぼうとしているのが健気だ。
園内列車に乗りぐるりと一周した後で昼食。あまり食欲がないが詰め込みごろりと横になると、すかさずYや和子が腹の上に乗ってくるので休めない。果物アイスを食べて入り口前広場に戻ると、ジャグリングをメインとした大道芸をやっていて、親子で見入る。尤も祈は怖がってしがみ付き、ろくに鑑賞していなかったが。それにしてもこんな地方の一施設で不定期にやる芸としてはかなりレベルが高い。まさか最後に募った投げ銭だけが収入の糧ではないと思うが、それにしても芸能で生きていくのは大変なのだなあ。
家に帰り、片付けや洗濯物取り込みなど一連の用事をして、A子が子供たちとワークブックで遊び始めたのでついウトウトしてしまう。1時間ほどして目覚めると、まだ一緒に遊んでいる。畳んで置いた洗濯物はもう何日分も客間に積み重なっている。出発前に「俺が適当に判断して片付けようか」と言ったら「これは私がやる」と言い切ったくせに…。「今日中に片付けるんだよね」と(我ながら小姑のような言い方だ)指摘したら、「祈が起きてると何にも出来ないんだよね…」とぼやいている。何にも出来ないって、朝お弁当を作った他はずっと子供たちと遊び通しじゃないか。もうちょっと家事に時間を割いてもいいんじゃないか、と思わず喉元まで言葉が出かかる。
しかしムッとした俺の雰囲気を察したのだろう、その後は双方険悪なムードで過ごすことになってしまった。それでも俺が三人を風呂に入れている間に、どうにか洗濯物の片づけは済ませたようだ。夕食は手抜きで子供たちは卵かけご飯、俺たちは茶漬け。竹輪と茹でサヤエンドウをせめてものおかずに付ける。弟一家から母の日プレゼントでサクランボが届き、お袋からおすそ分けをもらうが、すべて子供たちの腹に入ってしまい俺達は食べずじまい。にもかかわらず和子が「もっとちょうだい、祈の分も」と言い放つのが憎いね。